オーストラリア戦

明日の日本時間22時にキックオフのオーストラリア戦にはやはり加地は間に合いそうにないようだ。ジーコがずっと使ってきた右サイドは加地だったことから日本は本来のバランスで試合が出来るのかが鍵になりそうだ。またオーストラリアのFWには強靱な体格を要するヴィドゥカ(188cm)やテクニックのあるキューウェル(183cm)がおりその高さをどの様に止めるか。またDF陣も背が高く殆どが180cm以上、中でもポポヴィッチは193cmもありハイボールの強さには定評がある。もちろんセットプレーでは相手ゴール前でターゲットになる選手。空中戦は殆ど支配されそうだ。但しオーストラリアには無く、日本にはあるスピードとテクニックを旨く使えるようなシチュエーションを多く作ることが出来れば、勝つことは可能である。次回のW杯予選からはオーストラリアもアジア枠に出てくるのでここで叩いて置くことが大事である。またこのF組は非常に厳しいチーム構成でありこの初戦に勝たないと決勝トーナメントに進出するにはかなり厳しい状況に陥ってしまう。出来れば勝ちたい。引き分けでもかなり厳しい状況になる。もちろんブラジルは非常に強く勝つのはかなり難しいが、負けないような展開も可能性はあるが、それでもやはり初戦が大事になってくる。怪我人が多く中村、高原、柳沢等万全な状態ではない様だが、出場するからには走り負けしないように闘って欲しい。オーストラリアの選手の殆どが海外組で登録選手23人中国内組がDFの2人のみ、その他殆どが欧州で活躍しておりその中でも11人がイングランドに登録されている。海外サッカーに疎い私でも聞いたことがある選手が2〜3人いることからすれば、かなり驚異だ。FIFAランキングではオーストラリア(42位)もクロアチア(23位)も日本(18位)と下ではあるが、あのドイツ(19位)ですら下なのだから当てにはならない。しっかり守って速いカウンターで勝負するしか無いようだ。もちろんパスの供給元を蓋する方が良いようだが、間に合わないようだったらゴール前ではマークを絶対外さないこと。もちろんFW陣にも献身的なデフェンスを要求するが、それでも前に出る動きを忘れないで貰いたい。アルゼンチンvsコートジボワール戦を見ていて思ったことは、コートジボワールはチャンスのシュートをドログバ以外悉く吹かしてしまっていた。あのシュートを確実に決めていれば負けない、もしくは勝つことも可能だったかもしれない。日本も確実に決めなければならないシーンでは冷静にゴールを決めてくれ。そして明日の0時には歓喜を迎えられる様に期待する。