イタリアvsオーストラリア

前回韓国を率いてイタリアに勝ったヒディングが、今度はオーストライアを率いてこの決勝トーナメントでイタリアと対戦した。イタリアとしては何が何でも勝ちたいところだが、戦術に長けたヒディングが率いたオーストラリアは前半から後半にかけてかなり優勢に試合を運んだにもかかわらず、試合終了間際にPKを取れ敗れてしまった。元々イタリアのサッカーは守りからはいるため、攻め込みやすいがなかなか得点に繋がらず、攻めず疲れやちょっとした油断から局面が瞬間的にかわり、攻撃の枚数もかなりかけてくる。ボールを奪われたら直ぐに自陣にひき守ると行った形なので、その辺はヒディングが旨く選手を使ったようだ。完全に戦術ではヒディングの勝利だが、PKは致し方ない。これはヒディングのせいではないだろう。そういえば前回でもイタリアはPKを貰えそうだったが、逆にシュミレーションを取られたのではなかったかな。なにやらヒディングとイタリアには因縁めいたものがあるようだが、これでおあいこになってしまったようだ。この試合で負けたからと言ってヒディングの名将ぶりは下がることなく、逆に名将ぶりを上げた試合となったことは間違いない。F組2位はいなくなり1位のブラジルのみとなった。新鋭ガーナは得点力もありスピードに長けた選手も多く、ブラジルが勝つことが出来るのか?予選リーグと違って負けることが許されないこの場面でガーナがいつもと同じ様な試合運びが出来るかが鍵になりそうだ。