第86回天皇杯:山形 vs 三菱水島レポート

昨日行われた天皇杯3回戦の記事が掲載されております。6得点したが失点部分に課題と言った内容が主な物。1点目はパスを繋がれ完全に崩されての失点。2点目はスローインをダイレクトに決められてしまった。6得点中レアンドロ無しで上げて得点は1点のみ。この得点は完璧であった。内山から宮沢へボールがわたり内山が中に走り込んだ為、宮沢はほぼフリーでクロスを上げることが出来た。またゴール前、ニアには氏原、そのこぼれに内山、氏原の裏には原が走り込む。またそのこぼれ玉には永井が詰める形で攻撃の形が作られ掛けているところで宮沢からクロスがあがる。氏原に相手DFが競るが、ボールが届かずその後から走り込んだ原が完璧にとらえ豪快なヘディングシュートとなった。レアンドロが出ていない時には何とか2点までは取れていたが、それ以上はなかなか取れない試合が多かったので、1試合でこのようなシーンはあってあたりまえ。しかしながら今回の天皇杯では得点よりも失点に目がいってしまう。それはあまりにも不注意な部分が多すぎることや得点した直後に失点する機会が多いということ。リーグ戦同様にレアンドロのゴールから2分後に失点してしまったこと。スローインをダイレクトに決められてしまった事。まるでリーグ戦で失点している内容と全く同じ様な形でしていることが、非常に気にくわない。リーグ戦の修正がなにもなされていない現実。相手がカテゴリ1つ下であったために勝つことが出来たが、J2の他チームとの試合であったら、どのチームと闘っても勝てる要素がない。もちろん4回戦で当たるであろうJ1ならどうにもならない試合になってしまっていたであろう。先ずは失点をしない事が重要である。もちろんだからといって引いて守ってカウンターでは見せるサッカーとしては面白くない。前線からプレスを掛け高い位置でボールを奪い人数を掛けて攻撃に出る。1対1では絶対に負けない。相手のカウンターには飛び込まずに時間を掛けさせて出来るだけ前に進むスピードを殺す。このためには先ずは走り負けないと言うこと。足を止めてはダメだ。ボールを貰う前に貰うための動きをする。足下にボールを貰うにしても、貰う前に動きを入れて相手をかわして前を向く体勢を作る。ボールを出したら先ず動いてスペースを作るか、スペースに飛び出す動きでなくてはならない。一人一人が考えながら動きをすることで連動した形が出来てくる。昨日の試合でも味方同士がかぶってしまうシーンが何度あったことか?特に氏原が入るとトップでかぶるシーンが多くなる。今シーズンの氏原はなかなか試合に出ていない(先発)こともあって連携が悪いのは致し方ないかもしれないが、声で何とかなる部分でもある。もっともっと声を出して主張していこう。監督の勝利インタビューでリーグ戦の反省を口にしているが、そんなことはリーグ戦が終了してからでかまわない。今何をしなければならないか。また残り8試合をどの様に闘うかが大事である。来年を見据えた戦いは既に始まっているのだから。

J’Goal 三菱水島から大量6点を奪い4回戦進出を決めるも、山形は失点パターンに不安を残す
山形新聞   モンテ6得点で三菱水島破り4回戦進出
日刊スポーツ 山形FWレアンドロがハット
河北新報   J2山形、猛攻6ゴール 天皇杯サッカー



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