サッカーダイジェスト2

昨日はシュートについて書いたが、今日はシュートの前の攻撃的な部分を書いてみよう。データはそのままです。もちろんもっと知りたいと言う方は本屋さんに行って購入してみては、如何かな。

  • ドリブル

ドリブルを仕掛けた回数はなんと山形が一番多く769回でその成功率は63%、2位の札幌の744回で58%。一番少ないのが東京Vで505回で56%。ちなみに700回を越えたのが山形、札幌、仙台の北の3チーム。山形で言えば永井や臼井、財前等ドリブルを得意とする選手がいるからなのか。それともレアンドロも結構仕掛けるケースがあるからなのか、このデータからだけではわからない。

  • パス

1位は鳥栖の20463回で成功率が76%。2位が山形で20325回で73%。2万を越えたのがこの2チームのみ。3位になると18684回と1000以上の差があるようだ。特に今年の鳥栖はパスを回してくるサッカーを信条としているためであることがこの数字からもわかる。もちろん山形もその通り。意外だったのがここに東京Vが出てこなかったこと。昔の読売といえば、局面で短いパスをしながら相手の穴を見つけて狙ってくる印象だったが、ラモスになってから変わったのだろうか?

  • クロス

1位は札幌の997回で成功率は24%、2位が山形の992回で25%。成功した回数だけを見れば山形の方が上になる様だ。ちなみに一番少なかったのが鳥栖で771回の25%。但しクロスで成功してもゴールに繋がっているかはこのデータからわからないが、山形の総得点を見ればそれほどでも無いのだろうなあ。

1位はまたまた山形の393回で成功率は52%。成功率が50%を越えているのは山形のみ。2位は札幌の392回とほぼ同じ回数だけ試みているが成功率が48%で成功した回数では16回違って来ている。ちなみに最下位は草津の245回で44%であった。

  • まとめ

ドリブル、パス、クロス、スルーパスの全てにおいて山形は1位もしくは2位を獲得しており、かなり攻撃的であることが分かるが、その攻撃がゴールに繋がっていないのが現状のようだ。監督が良く言うように良い試合をしたが勝つことが出来ずに残念だったという台詞はここから来るのだろう。また現在上位にいる神戸、横浜FC、柏の名前が出てこない。このことからわかるのは、攻撃の数ではなくその質が問題で攻撃を仕掛けたら必ずシュートまで持っていくようなプレーが多く、シュートチャンスに確実に枠を捉えていることを伺わせる。山形の場合決定力の無さを得点機会を多くすることでカバーしているように見える。その分攻撃に移った瞬間に奪われカウンターで失点する機会が増えているのかもしれない。


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