第24節 岐阜 vs 山形レポート

スコアーは1−2であったが内容は完敗と言って良い内容だったのではないかな。出足の悪さもあるが、縦を切ると斜め、斜めにサイドに押し込んでも縦に出される。また高木はそこらじゅうを自由に走ることで、それを捕まえようとして、ボランチが下げられ、最後はDFラインまで下げさせられた。中央突破ではなく左右のサイドを何度も何度も根気良く突いてこられた。もちろん山形にも決定的な場面が無かったわけではない。そこで決めきることが出来たのであれば試合内容も激変していたように思うが、決めきれず、またシュートも打てないことからカウンターを受けてしまう。
木村が怪我で退場し宮本がSBに下がる、ボランチに渡辺が入ったのだが、広島戦のような切れがなく、判断の遅さから有効的なパスを出せずに、下げざるを得ないシーンが多くあったことも、この試合では大きかったように感じる。健太郎の不在が大きくのしかかった試合であったように思われてなら無い。
また岐阜の選手間の距離が絶妙であったことも確かだが、ホームで勝てるチャンスを山形と絞って対策を練ってこられてしまった。その采配に敗れてしまったように思う。サイドからのクロスにGKが対応せず失点。留めはGKのハンドで与えてしまったFKに対してジャンプする事無くただ見送ってしまったシーンはまさしく広島戦の思い出すようなシーンであった。広島戦では開始5分であったことから取り返すチャンスもあったが、今回のFKは残り5分程度と最悪の時間帯に失点してしまった。
高木の粘り強い抉りに対してコースを開けてしまった宮本のミスもあるが、入ってきたクロスに手も出さずに見送ってしまった清水の判断ミスも大きいように思う。昨日も書いたが自滅のような試合であり、これからの糧にするしかない試合であった。
 
さて次節は中2日でC大阪を迎えて戦うことになるのだが、C大阪にも主力に怪我がありここ最近調子を落としているとは言え、ポジション毎にストロングポイントを持っており、層の厚さもあることから、簡単には勝たせてもらえないだろうが、連敗は絶対にしてはならないし、ホーム戦であることを考えても勝つしかない。もちろん修正も必要だが、疲れた選手をどれだけ回復させ、また新たな生きの良い選手を使う冒険もしなければ成らないのかもしれない。

岐阜、実に3ヵ月半もの間遠ざかっていたホームでの白星を、最高の相手に最高の形で掴み取る! ( J's GOAL )
モンテ、痛い競り負け 岐阜に1-2(山形新聞)
モンテ、痛恨の一敗 GK清水“手が出た”(スポーツ報知)
山形が岐阜に返り討ち(日刊スポーツ)
岐阜戦、敗れるも2位堅持(毎日新聞)
J2山形競り負ける 岐阜に1―2(河北新報)