現地より戻ってきました。やることなすこと上手くいきませんでした。１点目の失点はＤＦ石川から出した縦パスが相手にプレゼントボールとなり、そこから出されたクロスを乾に決められたもの。不用意といえば不用意でした。２点目はゴール前に深く入ったボールを戻し、そのボールを渡辺が奪われ、カウンター。縦パス１本で抜け出された小松に難なく入れられたもの。
山形のミスから始まったものばかりであり、状況判断が悪すぎたように思う。またプレスをかけるものの全てかわされ、山形の深いところまで持ち込まれるシーンが前半から度々あり、石井の足にも負担が掛かったようで試合中に足が攣ってしまうこともあったことから山形の中盤が機能していないことをあからさまにされてしまった。リチェーリが入ってからは攻撃らしい攻撃はＣＫやＦＫのみで流れの中では作り出せなかった。攻撃に出たときに手詰まり感が強く、余裕の無いパスは悉く奪われるシーンになってしまった。特に局面での１対１に負けるシーンが多く、山形の試合ではなかったのだろう。
順位は２連敗したものの何故かまだ２位につけてはいるが試合消化数から見ると仙台との差が１しかないことからすると既に逆転された状態であると考えたほうが良いだろう。２位と５位の鳥栖の差は２しかなく、その中で試合消化数が少ない仙台が実質的な２位。もちろん首位を爆走する広島との差は１１と広がり、なおかつ広島が試合消化数が少ないのですから、逆転での１位はかなり難しくなってしまったが、残りの試合を確実に勝って行くしかない。
水戸、徳島とアウエー２連戦は現在下位にいるとはいえ水戸は現在調子を上げてきており特に得点を取れるチームに変わってきている。足元をすくわれることなく、確実に勝利し、ホーム、休み、ホームも勝ちきり、アウエー仙台戦では今シーズン最後のダービーですから勝利を掴み、Ｊ１昇格の布石にしなければならない。
研究され始めた山形はあまりにももろさを露呈した試合が２試合続いた。立て直すには時間は無いが、それでもしっかり準備を整え、戦いきる物を私たちに見せて欲しい。見せて欲しいではなく見せ付けてくれ。次だ次、次を勝つことが大事なのだから。
