明日の夜に行われる草津戦。天気予報では曇り、試合が行われる午後６時の気温が２８℃とかなり高くなる。北北西の風４ｍ吹くし湿度も６０％。気温ほどの暑さは無いものと思われるが、それでもかなり暑いだろうし、アウエーであることからしてもハンディになることは間違いないだろう。先発は横浜ＦＣ戦と同じになると思われるが、交代選手をどのように使うのかは分からない。但し暑い分だけ、変え時が重要になる。草津に対して今シーズンはあまり良い印象は無いのだが、対戦成績は１勝１分。ミラクルが２つおきたことによる結果であって、山形が山形らしい試合をして勝った訳では無い。第１クールは相手が先制し、後半もロスタイムに入ってほぼ負けがが確定した時間帯に、相手が山形サイドのコーナー付近で時間を使おうとしたところでボールを奪い、ロングボールに根本が競り勝ち、ヘディングで落としたところを坂井が決めて同点。そのまま試合終了。まだ長谷川には得点が奪えていなかったときの話。
第２クールは、相手の上手さが際立ってリチェーリが２枚のイエローで前半に退場し、数的不利な時間が６０分も残ってしまった。既にこのときある程度はスコアーレスでの試合終了を持ってしまった方もいたかもしれないし、私も上手く行ってスコアーレスだろうなあと思ったものでした。それでも何度か良い攻撃をしたのでしたが肝心なところでバーを叩いてしまうなど不運もあり前半は０−０で折り返す。後半自陣に押し込まれた展開で右ＳＢ宮本から前線に蹴りだされたクリアーに近いボールを相手ＣＢが早い時間にＧＫに任せてしまう。そこを見越して宮沢が駆け上がると、相手ＧＫがミスキック。センターサークル付近にいた長谷川に転がってくるとダイレクトにゴールマウスにカーブをかけるようにして左足で蹴りだされたボールが無人のゴールマウスに吸い込まれて先制。この後何度も攻め込まれるものの、体を張った守備で完封を果たして勝利した。
ミラクルは３度はおきないだろう。そこで今節はしっかりした前線からの守備と、高い位置でのボール奪取から鋭い攻撃で完膚なきまで草津を叩き、草津の昇格への想いをこの試合で断ち切ってしまいたい。もちろんこの試合でも馬場が途中出場するシーンがあるだろう。横浜ＦＣ戦ではリスクを押さえるために短いパスが中心となってしまったが、今節は馬場の持っているスキルを全て出し切るだけの鋭さを見せ付けて欲しい。もちろんこの試合でも長谷川、豊田の２トップの連携をどのようにとって、今後の残り試合で相手に脅威を与えるようなシーンを何度も作り上げて欲しい。そのためには安定した守備が大事であり、特にレオナルドが引っ張りだされたときのカバーリングを誰がするのか、また相手のいやらしいＦＷに誰がマークするのか？約束事をしっかりこなして、攻撃に繋げて欲しい。湘南との得失点差を考えると１試合試合消化が遅いことも考え合わせると取れるところでしっかり取ることが勝利に繋がるし、今後の試合運びにも余裕が生まれる。まずは勝ちましょう。
