リーグ戦、ホーム初勝利は各メディアから掲載してもらえる結果となったようである。ＣＫで全員が引いて守る千葉にストロングポイントであるセットプレーでの得点を奪うことが出来ず。また素早く引いて守る相手にサイドから有効なクロスを供給することも出来なかった。身長のある相手ＤＦだったがためにヘディングによるシュートも精度を欠く事になり、なかなか得点を奪えなかった。ちょっとしたプレーから巻の上手いシュートは、今年になって反応が際立って早くなった清水のファインセーブで難を逃れる。１試合に１回か２回訪れることが普通になってしまった清水のファインセーブは、今日の秋葉のシュートにも勝るとも劣らないプレーであったことは間違いないところ。そして決定的なシーンはこの試合も残り５分を過ぎ、スコアーレスのドローが漂い始めた時間帯にボランチコンビの二人で切り開いたもの。もちろんその前に長谷川がポストプレーを上手くこなし、古橋が左サイドに開いて、相手の守備を支えたボランチとＣＢを引き付けたからこそ、中央ラインをあけることになったのだが、斜めに走ってきた秋葉とそれを見逃さずに左足アウトサイドで局面を決めた佐藤のアイディアがもたらしたもの。そしてＧＫを見ながら相手の動きを見極めて放った左足のシュートはまさしくゴールネットに突き刺すものであった。
但しここまで勝利した相手は現在１７位と１８位に沈んでいるチームであったことも多少の影響はあるのかもしれない。次節から始まる大分(昨年のナビスコ王者)、Ｇ大阪（昨年の天皇杯王者でＡＣＬ王者）、鹿島（今年のゼロックス王者で昨年のＪリーグ王者）の王者との３連戦が本当の意味でＪ１リーグに定着できるかの試金石となる試合になるはずである。ここで踏ん張って、更に自信を深めることが出来るだろう。頑張るしかないね。サポータも含めて。そしてこれほどの試合を見逃してしまう山形の皆さん、もうちょっとサッカーを見てみませんか？もちろん勝ち負けはありますが、やはり勝利のあの瞬間は何者にも変えられない喜びがありますよ。
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