日本五輪・エジプトに快勝

前半14分に清武のチェイスからボールを奪い、そこから素早いアーリークロス。信じて走った永井が相手GKよりわずかに早く触ってフリーで無人のゴールに流し込んで先制。清武の守備から正確なフィードと永井のスピードを思う存分生かしたゴールはこのオリンピックが始まってから磨き上げたもの。ただ残念だったのが、シュート直後にチャージを喰らい、永井が怪我をしてしまったことでしょう。もう少し余裕があれば怪我を避けられたかもしれないのが残念ですね。見た感じでは相手の膝が太ももに入ってしまったように見えました。永井が抜けた後、エジプトの攻撃が強まりましたが、組織だった守備で相手の縦パスすら入れさせない守備が、機能しておりました。それでも完成度の高いエジプトの攻撃が日本の左サイドで機能し始め、何度も攻撃を受け、苦しい時間帯に、またしても清武がボールを奪って走りこんだ斉藤にパス。斉藤がドリブル突破を図ると相手がPA直近で斉藤を後ろからのプレーで倒してしまい、一発レッドカードで退場したことが、非常に大きかったように感じます。
後半に入ると短いパス回しで攻め込む日本に対して、後半立ち上がりある程度守備を残して対応したエジプト。そんな中で得たFKを清武が早いボールを入れると、吉田が頭であわせ追加点を奪う。右サイドから抜け出した斉藤がドリブルを仕掛けシュートを打つ。このとき相手守備があわせって戻ろうとして、太もも裏を傷め、ピッチを後にする事になる。既に3人を変えていたエジプトはGKを含め9人試合をすることになる。今度は左サイドから扇原のクロスを少し下がったところから相手DFの間に飛び込んできた大津が頭で合わせ、相手GKの右手を弾き飛ばしてゴールネットを揺らし決定的な3点目を奪って見せた。確かにスペイン戦でも相手の退場もあって勝利したが、そこまで追い込むことができたからこそ、貰ったカードでしょうから、それもひとつの実力なんでしょう。しかし気持ちが良いくらいの勝利でした。次の試合まで永井や東の怪我の回復状況が心配ですが、やれるだけのことをするしかないでしょう。最後まで戦い抜く日本のサッカーに徹すれば、きっとメダルもついてくるのではないかなあと思う。
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