草津戦2

風が強かったが意外と寒くはなかった、また雨も降らず時々薄日が射す天候で良かった良かった。


先制点は意外な形で生まれた。木村がドリブルでPAにボールをキープしながら持ち込み、倒された。いつもだと審判が横に切る様な動作をするのだが、真っ直ぐPKポジションを指した。財前のPKは完全に相手GKの逆にぶち込んだシュート。蹴る前はかなり心配したが、やはり旨い。しかしそこからがいけなかった。ものの30秒くらいで追いつかれ前半終了。何故にあれほどフリーの選手を与えてしまったのだろうか。山形は相手FKに対する準備が悪すぎた。まあ前からそうだったが、完全に集中を切らしているとしか言えない状況。それも毎度毎度おなじみの臼井の裏側を狙われてしまう。永井は足下にボールを貰うタイプなため完全にそこを狙われてしまっていたボール離れも悪いためかなり潰されていたがFKも貰うえるが、今のままでは攻撃に入ったところで相手ボールになるという形になるので非常に危ないシーンが出てしまう。長年この形でやってきたのでおいそれとは変わることは出来ないだろうから、楽な部分でボールを渡せるような状況を周りが作りながら進めれば強力な武器になるだろう。


後半に入ってからも両軍共になかなか攻めきれない。かなり良いボールを貰うがどちらもラス前のプレーに荒さや、弱さを出してしまい決定機にはならない時間帯が進む。草津は若干風上になったため太田を投入しロングボールに活路を見せようとするが、小原や内山の体を張ったデフェンスで太田を封じ込めてしまう。林がまたまた怪我で原に変わったが、原もなかなか良かった。林は林の持ち味を出していたし、原もいい仕事を所々で見せ始めるがゴールまでは遠い。ここで佐々木に変わって秋葉が入る。なんだか一瞬雰囲気が変わった様に感じたのは何故だろう。もしかしてと思った瞬間、秋葉が右サイドをボールを持って駆け上がり非常に精度の良いクロスがレアンドロに上がり、全くフリーでゴールに叩き込んだ。レアンドロ一瞬ユニホームを脱ごうとするが辞めたのは正解である。前にイエローを貰っているからだしもう既に3枚貰っている。勝ち越したところでレオナルドを投入した。やはり山形のCBはレオナルドがあっているように見えた。但しボールを持ち込んで、ボールを奪われるシーンがあったが、勝っている試合では、特に危険なプレーである。上がって悪いとは言わないが、CBが持ち上がったら、出来ればシュートまでは最低でも繋げなくてはならない。どちらにしても勝ったことは良かったが、反省する部分を忘れてはならない。直ぐにも苦手な湘南戦が待っている。移動しなくて済むメリットを十分生かさなくてはならない。