どうも羽越線は受難の多い年を迎えたようだ。この長雨の影響で土砂崩れが起き、庄内の主要交通網の国道７号線と羽越線が全面通行止め。また上部に亀裂があり二次災害のおそれがあり、復旧の目処が今のところ立っていないようだ。またこの土砂崩れの１分半前にここを普通列車が通過したことは只単に運が良かったとしか言えない。この箇所は前回の見回りで亀裂が発見されており、簡易的な補修工事を行い今年１０月にも全面的な改修工事を行う予定だったが、補修工事を上回る規模で発生したことは、危機管理体制に甘さがあったことは否定できないのではないかと言われてもしかたがない。半年前に３７人の死傷者を出した脱線転覆事故の教訓はこのような危機管理には対応出来なかったようだ。
