5試合終わっての独り言

5試合終わって1勝2敗2分けはお世辞にも良い成績とは言えない。まあ昨年が4敗1分けですので勝ち点から言えば4多いわけですが、昨年を基準にしてしまってはとてもとてもJ1昇格など夢のまた夢。さてでは得点はどうかというと3得点、1試合当たり0.6とやはり決定力不足と言われても致し方なし。昨年は5試合終わって4得点で昨年よりも悪い値になっている。そこで得点シーンを思い浮かべて貰いたい。水戸戦の1点は相手がこぼしたところに詰めた渡辺のゴール。そこまで攻め上がっていたことは誉めるべきではあるが、どちらかというとごっさんゴールには違いない。2点目の豊田のゴールは素晴らしい。年代別代表の片鱗を見せてくれたシュートであった。京都戦での秋葉のシュートは、そこにいた秋葉を誉めるべきですし、あの混戦の中ファール無しでゴールに入れたことも素晴らしいが、これもどちらかというとごっさんゴール。まあね、どの様なゴールでも得点を奪えるならどの様なものでも良い。特にこのようなゴールは入れられた方に取ってはかなりのショックを受けることは間違いない。そこで失点を見てみよう。5試合で4失点、昨年の9失点に比べれば半減しているので、それなりに評価は出来るだろう。また完全に崩された失点も1とそういう意味ではデフェンス部分はそれなりに仕事をしているのだろうが、但し4失点中3失点がPKはなんともかんともである。もちろんそのプレーが無かったら危ないシュートになっていた可能性は否めないが、あくまでも可能性の話であり、PK程の確率のシュートが飛んでくるとは思えない。札幌戦のPKは誤審と考えてもそれ以外の2本はもうちょっと冷静に判断して欲しかった。特に先日行われた東京V戦では一度引っ張った後にもう一回腕を絡めてしまうシーンがあったが、気持ち的にはわかるが、あのプレーが無かったら確かに相手はフッキで会ったことからすれば失点する可能性はかなり高かった。但しPKの確率よりはやはり低いであろうし、イエローを貰わなくても良かった事になる。まあイエローであっただけまだ助かったが、もし前半の終わりや後半に入っていたか、間違いなくレッドになっていた可能性が高い。どの様な場面でもあくまでも冷静に判断しましょう。但しPK以外の失点もあるのだから、その部分の修正は必要だし、PK対策は急務かもしれないが、それよりも問題はやなり得点を奪うと言った攻撃面であろう。また相手の戦術に対して、山形の出来があまりにもばらつきがあるのも目立つ。相手が繋いで来るプレーをしてくれるクラブの場合はそれなりに対処し、山形の試合となるが、放り込まれると何とも脆い部分がある。これはDFラインだけの問題ではないと考えるべきで、セカンドボールをどの様に拾い、その次にどの様な展開に持ち込むかを全選手が、しっかりした意志疎通をしていかなければならない。特に放り込まれるプレーでDFラインが下がった位置から持ち上がるにかなり苦労している部分があり、スペースの作り方や、相手DFを上げさせないFWの動きやセカンドボールを拾うMFの動きが重要に感じる。どちらにしても次節のホーム戦ではいろいろな修正点や選手起用の面もあわせて、勝てる戦術や形、またセットプレーからの動き、サイドからのクロスに対する位置取りなどやることは沢山あるようだが、先ずは勝って手応えを掴もう。