第34節 草津 vs 山形 レポート

各紙共に、横山の同点弾が中心のようである。確かにあの位置でのワンツーは旨かったし、DF、GKに囲まれながら流し込んだシュートは非常に旨かった。あの同点ゴールが出た瞬間「助かった」と自然に声が漏れたほど。前半、後半いずれの場面でも完全に草津に支配されていた内容で、攻め込んでもラストの部分、樋口流に言えば「残り20m」の部分が旨くいかない。
もちろんその前の中盤でのパスミスが多すぎてしまい、駆け上がっても無駄に戻るシーンが多く、どうしても上がり切れない部分が多かった。またロングフィードの多用した前半であったが、多少機能したのは試合開始10分ほど、それだけリスクを抑えて望んだ前半に、決定的なミスから失点してしまった。
先日まで先制してもなかなか勝てない試合が続いたが、ここに来て先制を許す展開になってしまった。草津相手だからこそ引き分けられたとも言える。次節福岡とのアウエーゲームでは絶対に先制を許してはならない。中二日でのアウエーの連戦で疲れをとるので精一杯であり、修正などできる状況ではないが、いかにして失点しないか?また2点目をいかにして取るかをイメージだけでも統一する必要があるだろう。先制を許し、バラバラになってしまったら、鳥栖戦の二の舞になってしまう可能性もある。鳥栖よりも攻撃力のある福岡ですからねえ。
横山を先発で使いたい気もするが、あのやんちゃぶりからするとプレスが厳しい時間帯に出してしまうとカードを貰う可能性も出てくる。プレスが緩くなってきた時間帯に出すと、あのやんちゃぶりが逆に機能してくるようにも思えるし、結構難しいものですねえ。プレスが厳しい時にはボールをもてる選手がFWに入ると楽になるのだろうが、なかなか選手がいない山形では誰が適任なんでしょうか?坂井もゴリゴリと押し進む部分では面白いが、ポストとなるとまだまだな様な気がするし、グスタヴォは監督からすると使うにはかなりのギャンブルなんでしょう。まあいろいろありますが頑張って行きましょう。まだまだシーズンが終わったわけでは無いのですから。

悪夢、再び! 草津は終盤に同点弾許し、15試合ぶりの勝利を逃す。(J’Goal)
山形FW横山が値千金同点弾(日刊スポーツ)
終了間際にゴール、辛くも分ける 対草津戦(山形新聞)
ザスパ草津戦1−1の引き分け(毎日新聞)
草津と対戦 1−1ドロー(朝日新聞)
最後に粘り 横山が同点弾(河北新報)