第41節 山形 vs 徳島 レポート

山形の観客数同様に各紙の掲載も低調のようである。試合を観戦された方はわかると思うが、決して徳島の監督が言うような勝利ではなかった。相手の中盤の枚数が多いからか、なかなかシュートまで持ち込めず、得点もPKとCKの2つ、流れから奪った物ではない。もちろん得点できないよりは確かに良いが、やはりシュートまでの流れで際立った物は無かった。惜しかったのは財前のパスに横山が反応したシーンくらいだろう。残念だったのは横山が併せきれなかったと言うこと。決定力が上がった分けではない。
守備においても開始早々のバーを叩くあのシーン。いつもいつもちょっとした瞬間に失点しまうシーンが第2、第3クールでも有ったが、相手の決定力の無さに助けられただけであり、前までなら、あのシーンで決められていてもおかしくはない。
但し、現実は2−0で勝利。これを本物にするためには次節から始まる上位3連戦でも先制点を奪い2点目もあわよくば取り、完封で勝ちきる所を見せつけねばならないだろう。そのためには油断無く守り決定機を与えない事が大事である。また自身の決定機には確実に枠を外さないことである。札幌のGK高木は確かに旨いGKの一人ではあるが、シュートのたびに枠を捉えることが出来るなら、必ずやゴールは生まれるはずである。
本当に強いモンテを見せつけるのはこれからかもしれない。下位だけではなく大物食いを得意とする山形の本領はこれから発揮されるはずだ。

PKとCKで前節に続き2得点の山形が3連勝!(J's GOAL)
戻ってきた、強いモンテ 3連勝で勝ち点53(山形新聞)
2−0で徳島破り3連勝(毎日新聞)
J2山形、後半しのぎ3連勝(河北新報)