ゴール裏の過疎化

ゴール裏の過疎化が進んでいると感じる今シーズン。原因は何にあるのでしょうか?実際私もゴール裏にサポータが移ってからは一度もゴール裏で試合を見たことは無い。もちろん北バックで応援していたとき、ブルーイズが始まった時期にあわせてサポータ席から離脱してしまった。理由は簡単であの横揺れに体が付いていけない(足元が心もとない)のもあるが子どもを連れて行ったときに危ないと感じたからである。まあ今では子ども達も会場には来なくなってしまったが・・・。
このような理由で離れた人は私くらいだろうが、実際は何でなのでしょうか?あの当時サポータ席にいた人を現在のバックスタンドやメインでよく見かけるので、実際にはゴール裏から離れたことは確かだが試合を観戦には来ている。但しその機会はかなり減った様にも感じる。
全体の観客数の減少とゴール裏の減少は別物なのかもしれない。もちろんゴール裏の減少も全体の観客数の減少にはリンクするのだが。たまにはサッカーでも見るかと思った人にとって現在のチケット価格に問題が無いのだろうか?またメイン側のチケット以外全て同じ価格というのもどうかと思う。もちろん価格帯によってエリアを指定しまうとその管理費も上がってしまうことは確かだが、見易さや見難さから分けたほうが良いのではないだろうか。ゴール裏等は応援もさることながら陸上競技場の性格からして試合を見るにはあまりにも見難い。その価格がバックスタンド中央部分と同じではねえ。
ではゴール裏が減ってしまったのは何故なんでしょうか?いろいろあるだろうなあ。全く応援をしなかった試合があったがあのタイミングで離れた人も結構いるだろうなあ。もちろん昨年一昨年の成績もあるだろう。また全く個人的な見解だが裸族が増えてから減ったようにも感じる。裸になってでも気持ちを伝えたいという感覚は分からんでも無いのだが、どうも山形という風土にはなじまないような気がするんだがなあ。
甘いとか何とか言われようが昔は負けても勝っても、頑張ったなあと言った雰囲気があったが、最近では負ければブーイングがお決まりになってしまっている。引き分けでもブーイングや罵声が飛ぶような状況を、初めて見に来た覚めた目をお持ちの方がその姿を目にしたときにどのように感じるのでしょうか?そりゃ勝った時のあの雰囲気は幾ら騒いでも誰もなんとも思わないだろうし、レオが拡声器で声を掛けるのに呼応して声を上げる姿を見れば、羨ましそうに見る人もいるでしょう。
一番大事なのは負けたときなのでは無いだろうか。次に繋がる激を飛ばす分にはいいのだろうが、個人攻撃のような罵詈雑言では選手はもちろん見に来た周りの観客も引いてしまうような気がする。昨年だったか、選手の試合後のコメントで「ブーイングばっかり」と言ったコメントが出たときは確かにそうだなあと感じたものでした。
サッカーの試合をする上で、あのゴール裏の応援は欠かせないものであることは確かであり、そのエネルギーを感じ選手の力にもなっていることは間違いないこと。上手くこの状況を乗り越え、上手く世代交代をして欲しいものであると願わずにはいられない。