久々に見た日本代表

今回対戦したコートジボアールはFIFAランキング22位、日本は37位ですから間違いなく格上ではあるが、この試合が親善試合であったこと、CLや各国に散らばった選手を抱えるだけに、日本にはBクラスといえるチームしか連れてこれなかったことが日本にとっては幸いした結果となってしまったようです。また先日パラグアイと試合を終えたばかりでコンデションも悪かったのでしょう。日本が前半にあげた1点を守りきって勝ちを手にすることが出来ました。前半にはそれ以外にも大久保のフリーのシュートやCKからのシュートと惜しいシーンもあったのだが、そこで決めきれない部分があることをしっかりと受け止めなければならないだろうなあ。
それ以外として特質すべき点としては今回松井と長谷部が加わり特に前半はこの二人の活躍が目に付きました。長谷部が抜けた浦和が今シーズンの開幕直後に苦しんだのがこの部分でのボールのキープ力やパスの受けと出しが彼で持っていたことを思い知らされるだけの活躍だったのではないだろうか。
反省材料としてはもちろん決定力の部分もあるが、この試合で一番感じたことは、自陣でのバックパスや横パス、キープ時の安易な体の使い方で、非常にまずいプレーが前半、後半どちらの時間帯でも数多くあったことがあげられるのではないだろうか。岡田監督も「自滅のようなミス」と言っていたプレーが日本の流れをまずくし、リズムを狂わせてしまい、後半には前線までまったくボールを運べなくなってしまったことに繋がってしまったように感じてならない。
最後にJ2のC大阪より平成生まれの香川が途中出場したのだが、ほとんど消えていたといえるだろう。もちろんまったく仕事をしなかったわけでもなく1本のクロスが大久保との呼吸がもう少しといえるプレーが合ったことは確かだが、途中出場だけにもうちょっと仕掛けのあるドリブル突破も見たかったかなあと思った。若さゆえの武器である思いっきりが出し難い状況だったのが彼のプレーで遠慮が出てしまったのかなあと感じた。