第27節 徳島 vs 山形レポート

昨日の試合で良かったのは勝ったこと、健太郎が怪我から復帰し45分プレー出来た事。そしてイエローが無かったこと。それ以外は何があるのだろう。守備は前半から何度も崩されていた。特に相手右SBの上がりと倉貫のコンビに苦しめられたし、DFの裏からするすると抜け出されフリーで撃たれるシーンが何度もあった。また右SBの裏を何度も狙われた。もちろん前から課題のあったSBとCBの間での守備に対する不注意が多くあるし、大丈夫だろうと高を括ったようなシーンまで出てしまう。
もちろん清水のコーチングは聞こえてはいるが声出しのタイミングも遅く、結果論的な場面が多く、危険察知能力を高めなければならないだろうし、自身の飛び出しのタイミングもちょっと遅く感じる。
もちろん守備はDFやGKだけがするのでは無い。MF、特にボランチ入った本橋や秋葉のポイント。また何度も破られた宮沢のポイントでは殆ど捕まえきれずにシュートやクロスまで運ばれてしまってはDFラインも下がらざるを得ないだろう。いわゆるファーストデフェンスの部分が緩く、また見切られたようなパス回しで難なく突破されてしまうシーンも数多くあった。相手のアンドレジーニャーが入ったおかげで、危険なシーンもあったが逆に捕まえやすくなったことや、健太郎が入ったことで、視野を広く使え始めてようやくボールを持てるようになった。もちろん相手のプレスも相当緩くなってくれたこともあるのだが。但し決定的な場面で裏に抜け出す脚力が残っておらず誰もが足元で貰いたいプレーが多くなり読まれやすくなってしまい、結果としてパスミスのような形がでて、何度かカウンターを受けてしまった。
連戦連戦でこの暑い時期には厳しい日程になっているので、体も動かなくなってきているのはわかるのだが、それであればもっともっとシンプルなプレーを心がけて欲しい。
最後に豊田ですが、今の状況だとかなり厳しいといわざるを得ないだろう。肝心なところでファーストタッチのミスをしてしまったり、動き出しが1歩遅いがために、ファールを受けてしまったり、ファールを与えてしまったりしている。彼の特徴である、スピードに乗った走りだったり、強固な体を使ったターン。打点の高いヘディング。クロスに対する位置取り。どれもこれも今一歩であったことは確かである。但し負けて送り出されるよりは勝って送り出されたのですから、北京に行っても、自分のスタイルに磨きをかけて強烈なシュートを忘れずに頑張ってもらいたいものだ。あと一歩のような気がしてならない。あとほんの一歩の差だろう。

徳島サポーターのため息が何度もスタジアムを包んだ一戦は、決定機を活かした山形に軍配。 ( J's GOAL )
モンテ粘り勝ち 間際の勝ち越し連敗止まる(山形新聞)
山形レオナルド劇弾2位浮上(日刊スポーツ)
終了間際に決勝弾(朝日新聞)
暫定2位浮上 連敗止める(毎日新聞) 
J2山形2位浮上 レオナルドがロスタイム弾(河北新報)