期待の大迫がいる鹿児島城西は広島皆実の上手い試合運びに、まんまとやられてしまいました。それでも期待通り大迫は凄いですねえ。もちろん高校生同士の戦いだからでしょうが、先制点を上げたあの場面では、大迫の周りには相手が５人もいましたからね。鹿児島城西の２点目も彼からのパスが起点となっておりました。この悔しさをプロで果たすしかないでしょう。
広島皆実は強いんだろうなあ。先制点を与えた後に直ぐに同点に追いつき、逆転まで持っていった。リードしているときにはある程度リスクを押さえ、相手があけたスペースを突くパターンを繰り返す。同点に追いつかれても慌てる事無く試合を進め、またまたゴール前でＧＫの上を越えるクロスで直ぐに突き放してしまう。あとは得意のパス回して相手にボールを与えず、与えたとしても時間を与えないような守備で相手のパスミスを誘うといった試合巧者振りを発揮していた。もちろん得点を取ったＦＷ９番も良かったが、目に突いたのがＳＨの１０番を付けた選手ですかねえ。上手かったですね。ＳＢの５番も良かった。高校選手権もここ４年初優勝が続いておりますが、戦国時代なのか、それともユースに抜かれてしまい、全体的にレベルが下がっているのかは分からないが、どちらにしてもどこが優勝してもおかしくない時代が来たのでしょう。
