山形はカテゴリが下の秋田と、戦う前から言われていたリアリティーな試合運びをした結果が、功を奏し２−０で勝利した。見ている観客からすれば、面白みに掛けるいつもの試合と同じように、相手がポゼッションして低い位置でボールを奪う展開。奪ったボールも中々繫げないのは困りものだが、若い選手２名がアシストを決める内容はそれなりに評価しても良いだろう。但し決めるべきところで決め切れなかった部分は、来週の柏戦までには詰めなければ無からないポイントに違いは無い。出る選手が変わってくるかもしれないが、それでもやることは同じだろう。
秋田はＪＦＬで攻撃的な試合をしているようだが、そこが少しまだスキルとかみ合っていないがために順位が低い位置に甘んじる結果になっているのかもしれないなあと、昨日の試合を見て感じた。もう少し守備と攻撃のバランスを考えて試合をすれば、最低でも一桁の順位までには上げることが出来るチームのようにも見えました。まあ、その部分は監督の責任でしょうから致し方ない部分もある。逆に山形も同じことが言えるのかもしれない。田代や増田が抜けても同じように試合を組み立てようとした山形。そこに落とし穴があったように思う。昇格１年目より、もっと現実を見て試合を進めるべきだったように思う。特に今年は失点が多い理由に守備のミスを指摘ている人が多いが、もちろん守備のミスが少ないとはいえない場面も多いですが、そのカバーが出来るような仕組みであったら、果たして結果はここまで低いことは無かったのかもしれない。まあでもＪ１で３年目、いろいろな形や欲も出てくるのも頷けるし、サポも高い要求を望むものも出てくるでしょうから、その狭間で苦しむのは、仕方が無いことなのかもしれない。
普段着で立ち向かったB秋田の攻撃はゴールに届かず。守備重視の山形が手堅く3回戦進出を決める(Ｊ's GOAL)
守備固めモンテ2―0 天皇杯サッカー2回戦(山形新聞)
山形今年も完封勝ち／天皇杯(日刊スポーツ)
“１０月男”下村、またＶ弾！山形快勝…天皇杯(スポーツ報知)
不調の山形、チャンスを確実に／天皇杯(サンスポ)
