山形新聞は連載記事として、毎日新聞は特集記事として、Ｊ１昇格を絶たれた原因を掲載してくれてました。まあね、どちらもごもっともな記事で何もいえませんが、ここまで順位を下げてしまっては、取りこぼしといっては失礼なのかもしれないが、それでもやはりＪ２残留争いをしているチームに勝ちきれなかったのは痛かったことは確かでしょうね。もちろん相手も残留のために必死に喰らいついてくることは戦前から予想できたのでしょうが、気持ちの面でも自信を失った中での試合という部分もあったのかもしれないなあ。特に苦しい内容にもかかわらず優位に進めていた試合で、最後の砦となるべきポジションのミスから勝ち点を失った２試合は、失速に拍車を掛けてしまった感は否めない。
また中盤から前線へのボールの出し方にも問題があり、ぼんやりしたボールに対して、対応できる動きが取れず、相手ＤＦのみが反応するようなボール供給も多くなっていたこともある。もちろんその他にも、決定的なミスや攻撃に出たときのボール供給にミスが生まれ、上下動の激しい試合が多くなり疲弊してしまったことも、原因の一つとなったかもしれない。また選手補強で一旦は個の力で打開できたものの、その時期に上がってきた選手を使うことなく引っ掛けて、ボールが奪われるシーンが増え、逆にボールを預けて動き出すのではなく、見てしまうシーンが増えてしまい、攻守に全員参加が廃れてしまうと、いろいろなポジションで同じような現象が起き、意図するパスが見えないような試合が多くなったような気がします。上がってももらえない、パスが出てこないのであれば、上がらないほうが良いという気持ちも芽生えたのかなあと感じておりました。特に左サイドで、その現象が増え石川のクロスも長いものが多くなり、ＰＡ近くまで上がってのクロスが減ったように感じる。それを取り戻そうとするような選手起用にしたものの、上手く機能する展開にはならず、逆に押し込まれてしまい、両ＳＢが上がりきれない時間帯が増えて言った良いにも感じる。
もちろん、サッカーをやったことも無い素人ですから、本当のところはわかりませんし、これからプロの皆さんが詳しく検討するでしょうから、それに期待したいなあ。それによって今年の悪かった部分を修正し、来期に繋げるしかないでしょう。そのためにも最後の岡山戦ではしっかりと来期の姿が見えるような躍動感あるサッカーを見せて欲しいものである。
【モンテ】かなわなかったＪ１復帰（上） 取りこぼし目立った後半戦(山形新聞)
モンテＪ１昇格ならず 後半、戦績が急降下 出口見えず苦しむ 「細かなプレー、雑に」(毎日新聞)
