数的有利な状況って、意外にやり難いのかなあ。それともよく言われるメンタルな部分が大きいのかしら。それにしても随分速い時間帯に退場したものですね。そういえばこの日の主審を務めた池内氏って、昨年最終戦で６枚のイエローと１枚のレッド(宮阪イエロー２枚)で数的不利になったときも開始１９分の出来事でした。
前半数的不利になった水戸が、守ってカウンター攻撃で山形ゴールに襲い掛かり、２度のピンチを防いだ常澤でしたが、流石に元日本代表鈴木のループシュートは止められませんでした。まさしく見事な技ありゴールでした。それでも何とか流れを掴みかけた前半終了間際に、ビッグチャンスが訪れました。ＰＡ内で相手がハンドの反則。まあね態とでは無いが、あまりにも明白なハンドだったですからＰＫは致し方なし。今年ＰＫ職人となった林が、決めてくれ前半を１−１で折り返してくれました。
後半開始直後でしょうね、その元日本代表鈴木が怒りに任せペットボトルを蹴り上げてしまい、こちらも退場。なお鈴木は出場２試合連続退場となったようです。数的有利は更に進み、ここから山形が攻撃に出るものの同じようなパターンばかりで、相手の予測の範疇内のプレーしか出来ず、中々得点が埋まらない。そこで奥野監督取って置きのカードを切ってくる。山崎と石川を投入すると、相手の足も止まり始めては降りましたが、上手く機能し始め石川のＣＫに中島が流し、山崎がフリーで押し込み逆転。右サイドで粘り抜き相手１枚を完全にはがしてフリーで秋葉が鋭いクロス。これに林が素早く反応し、豪快にゴールマウスにヘディングで押し込んでしまう。見事なゴールでした。
数的有利な時間帯が長い中、それでも得点を取ることの難しさと相手の気持ちの入ったプレーとに苦しみぬきましたが、それでも勝つことが出来たのは良い財産になったようにも感じます。もちろん数的不利は勘弁して欲しいが、数的有利になった時点でどれだけ上手くボールを回してゴールを上げることが出来るのかという部分では多少の課題を見つけ、少しの解決策を見つけ出せたことや、怪我で中々試合に出られなくなっていた、ベテラン二人の復帰というものを時間で来たのですから、良かったといえるし、後半戦の手応えを掴むことが出来のではないだろうか。
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