先制して勝利

前半の山形はほぼ完璧でした。また先制点も完璧でした。相手PA左サイドで伊東と中村のパス交換の後に、伊東が駆け上がって開いてDFをひきつけた瞬間に勝負ありですね。中村は迷わずその空けたスペースにボールを持ち出し、フォアサイドでフリーにいた中島に、右足で送ったボールに対して、中島が下がりながら落下点にあわせ、相手GKの足元ニアサイドに叩きつけたボールがゴールネットを揺らしたのが、前半12分の出来事でした。本来なら畳み掛けたい所ですが、その後は中々シュートにも持ち込めず前半4本のシュートで終わってしまう。但しゴール前を横切るクロスが何本かありました。この部分の精度というか、タイミングが合えば追加点を奪えそうな雰囲気でした。
後半に入っても、山形のボールを奪う機会が多く、セカンドボールもほぼ取れており、PA右サイドで貰ったFKを伊東が右足で入れると、相手DFの間をすり抜けて中島がヘディングで合わせフォアサイドにワンバンウンドさせて流し込み2点目を奪って見せた。後半4分の出来事でした。しかしこの2分後に途中出場してきた苔口にフリーで頭で合わせられ失点。解説が「2−0というスコアーは難しいといわれている」といった直後でした。しかし、山形の失点って、相変わらずあっけないものが多いですねえ。
さてその後はボールが行ったり来たりする展開の中、山田に対して肘打ちをしたソ・ドンヨルがイエローを貰い、その7分後に山崎が頑張って抜け出そうとしたところで足をかけてしまったソ・ドンヨルが2枚目のイエローで退場となってしまった。退場者を出した試合では勝つには買ったのですがあまり良い思いでは無いので、逆に嫌な雰囲気もあったのですが、その5分後のCKで決定的な3点目を決めたのが林。中村の左足で蹴ったボールを相手守備の間に高さを生かしたヘディングシュートがドカンと決めて見せてくれました。なにやらパフォーマンスをしてましたが、誰のパフォーマンスかは私にはわかりませんでした。その後は山崎、伊東を下げて石川、小林を入れて守りに入り試合を終わらせかかる。但しこの厳しい日程でも3人目を出してこなかったのは何故なんでしょうかねえ。中島がファールで倒されたときに手を突いたように見えましたし、萬代を入れても良かったように見えたんですがねえ。時間を使うという意味でも、そういう選択肢もあったようにも見えたんですがね。もちろん中島のハットトリックも見たかった事は確かなんですが。それでも先制して勝利したことが大きいですね。それに相手のシュートを2本に押さえ込んだのもすばらしい。但し2本で1点取られる守備には問題はありそうですが。次はホームですね。アウエーを1勝1分で戻ってくる選手たちを、多くの観客で迎えてあげたいなあ。
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