確か富山戦の前に行われた紅白戦で３バックを試したと言う記事が山形新聞に掲載されたような記憶があるのですが、まさか本番で使ってくるとは思っても見ませんでした。前半途中で、小林がベンチによばられた時には、てっきり船津に代えるのかと思いました。随分船津の裏を抜かれクロスを入れられてましたからね。そうなると守備的になり、更に攻撃の形が作れなくなっちゃうなあと思いながら見てましたが、比嘉に代わって小林でした。一体どうなるのかと思ったら、船津を下げて３バックにし、小林と石川を１枚上げた形にしたときには、びっくりしました。どの新聞もこのシステム変更が功を奏したと書いているようです。
もちろん水戸もアクシデントがあったこともシュートにいけなくなってしまった原因といえなくもないし、途中出場したオズマールも山形に練習参加しており、時にサブでは一緒に練習する時間が長かった當間も彼の特徴を理解できていたことも、大きかったようにも感じます。山形に練習参加しているという記事が載って直ぐ後に水戸に加入というニュースが掲載されたんですよね。その彼と対戦することになるとは思っても見ませんでした。
なおこの試合で唯一ゴールを決めたのが石川。彼のゴールで勝利したのは２００８年昇格を決めた愛媛戦で、同点に追いつく直接ＦＫ以来と言うことですから、随分久しぶりとなります。もちろんその間にもＪ１でも決めてますし、２０１２年には３ゴールも決めてます。今年も既に１ゴール決めているのですが、中々勝てていませんでした。そういう意味で、とっても嬉しいゴールでした。セットプレーで直接狙えるときには宮阪がいるので、随分蹴る機会も減ってしまってますから、ポジション的にもゴールを上げる機会は少なくなりましたが、今年はもしかするとシーズンベストスコアーになるかもしれませんね。期待してしまうなあ。
ピンチをチャンスに変えた石崎監督の的確な采配が勝利を呼び込んだ。(J's GOAL)
陣形変更からリズム、モンテ粘勝 水戸に１−０で10位に(山形新聞)
山形 石川決勝弾で10位浮上(日刊スポーツ)
【山形】石川弾「信じて走った」３戦ぶり白星(スポーツ報知)
