東京V戦・ドロー

勝ちたかったが、先制されてしまいかなり重苦しいシーンもあったが、財前・臼井コンビで同点に追いついたシーンは今年はやはり違うと言うところを見せつけた様な試合だった。またこの試合は警告や累積で試合に出られない選手が3名おり、更に急に渡辺が出場できなくなってしまったことは、反省材料にしなければならないだろう。通常の布陣に比べるとフィールドプレーヤーが4枚も違う中で、代わりに出た選手はやはり、まだまだ連携やミスキックや技術の面では劣るのかもしれないが、それでも個人技に優れた東京Vに引き分けた事は評価されても良いだろう。
台湾旅行か首位という響きなのかはたまた天候が回復したからなのか、いずれにせよ久々に8000人を越える観客を呼ぶことが出来たことも素晴らしいかった。出来ればこの多くの観客の前で勝ち点3をプレゼント出来ていれば更なる固定客が掴めたかもしれない事に関しては若干の残念さはのこるが、それでも後半半分を過ぎた時間に先制されたにもかかわらず追いついた事で多少は固定客が増えてくれるのではないだろうか。
今日の得点シーンは確かに素晴らしかった。よくぞあの角度のないところから得点を決めてくれたものだと思うが、初めて先発した横山もかなり頑張ってはいたが、決めきれない部分はこれから更に連携を深めて、文句無しのゴールをコンスタントに決められるようになって欲しい。また後半相手の足が止まり掛けた時間にもし佐々木がいたらと思った人は何人いただろうか?オフィシャルからの正式な発表は無いが、先日の試合で右足太股裏の怪我だろう。次節山形は試合が無いので、この時間を利用して、怪我人は十分ケアをして回復に勤めてくれ。長い長いJ2リーグである。まだまだ間に合うのだから。
今日の試合で木藤がボランチに入ったのだが、一体彼はどれだけのポジションをこなすことが出来るのだろうか?ただ単に出場することは誰でも出来るが、出場して先発に負けないだけの力を出せるのだから本当に素晴らしい事である。今年左SBに石川が入ったため、昨年掴んだレギュラーポジションを奪われてしまったが、自分の生きる道をしっかり常日頃の練習でつかみ取り、先日はJリーグ初ゴールまで決めてしまった。彼の頑張りは今年のモンテディオの象徴のような選手になりつつある。どの様な状況でもキレる事無く、練習しつかみ取った出場機会、いずれは報われる次期が来るだろう。