サッカーを楽しむ?

そうです。昨日選手達に言おうとした言葉。でもサッカーを楽しむって一体何でしょうねえ。練習でサッカーを楽しむなんて出来るはずはありません。練習は辛い物と相場が決まってます。体を鍛える。スキルを上げる。連携を強める。意志疎通を良くする。怪我をしにくい体作り等、決して楽しい物などありません。
サッカーを楽しめるのは試合しか無いのかもしれません。その唯一楽しめる試合で楽しめなければ、何のためにサッカーをしているのか解らなくなってしまうのではないか。もちろん仕事と割り切る人もいるだろう。でも選手生命はそんなに長くは無いはず。どちらかといえば短い方だろう。その短い時間を楽しむためにはいろいろな方法があるはずだ。
試合で恐れて自分の出来る事までトライしないで楽しめるだろうか?練習で得た事を試合で試して旨くいったら楽しいでしょう。しかし失敗したら悔しいだろう。でもね、そこでトライしないで無難に試合を進めてもなんだか詰まらない物になってしまうように思う。確かに試合に勝ったらその喜びで我慢も出来よう。しかし負けてしまったら悔いが残るだけになってしまう。もちろんトライしてその結果それが起点で負けてしまったら、無難に試合をこなしたときより悔しさが募るのかもしれないが、得る物は大きい物になるように思う。
もちろん、私はプロ選手でもスポーツ愛好家でもなく、ただただモンテの試合を見て楽しむ只の人ですが、昨日の試合を見ていて納得できるプレーをした選手は誰もいないように感じる。もちろん一生納得できるなんて無いのかもしれないが、その域に近づけたとしたなら、もし負けたとしてもある程度の満足感は得られるようにも思う。
いろいろな条件が重なり満足に出来ない時もあるだろう。でも試合後にうつむきかげんに歩くのだけは見たくはない。サポータの前にいやいや進む顔も見たくはない。常に顔を上げて前を見据えて歩けるように、今出来る100%の力を出し切って試合が終わったら、そのような姿は無いはずだ。
先ずは次の試合でその力を、山形の力を見せてくれ。気持ちを表に出して見せつけて欲しい。まだまだシーズンは続く。ここで何もかも諦めてしまわなくてはならない時期ではない。しっかりとした試合をしてくれ。侮ることなく、奢ることなく、怯むこともない。出来るプレーを確実にそして果敢にトライしよう。相手が一番嫌がるプレーは勝負を仕掛けられることなのだから。そしてサッカーを楽しもうよ。出来れば勝ちもつけて。