甲府戦

スタジアムに来たときにはまだ左程でも無かった雨が開場と共に強くなり、ピッチでの練習時にも雨が降る展開は観客動員には最悪の展開。それでも4,700人を超えたのは選手のおかげだろう。村山の徳内祭りもありましたからね。また16:30から振舞われた芋煮も旨かったですね。
さて試合の方ですが選手も疲れたようだが、見るほうもかなり疲れました。一体シュートは何本あったんでしょうかねえ。スコアーを見ると6本になっておりましたが、そんなに打ったかなあと思う。後半に長谷川が競って流したボールに豊田が受け取りドリブルから角度が無かったが思いっきり打ったシュートくらいしか記憶が無い。前半はそれでも早いプレスから相手にパスミスを誘うことが出来ていたこともあって、何度か攻撃に出て、高い位置にいたレオナルドが狙い済ましたクロスがフリーでいた宮沢に届き、そのボールをゴール前にダイレクトで折り返すと、そこに豊田と長谷川が飛び込むも合わずに相手DFにクリアーされるはずのボールが相手ゴールネットを揺らしてしまった。いわゆるオウンゴール。なんだか珍しい形での得点が生まれた。甲府ゴールマウスを守る桜井から今シーズン初めて奪ったゴールとなるのだが、如何せん山形選手達の意思のあったゴールであったなら、展開はまた別のもになっていたかもしれない。
前半は行ったり来たりの展開が続くものの、どうもしっくりと行かない。特にCBに入ったレオナルドや、ボランチに入った佐藤、秋葉も悉く1対1でボールを奪われてしまう。前線で張って待っているブラジルコンビもフィジカルが強く、危ないエリアでのFKを与えてしまうことが多かった。今まで何度もやられている展開だけに嫌な雰囲気はあったのだが、今回壁に入った選手達もしっかり教訓を生かしてくれたことは今後に繋がるだろうが・・・。
後半に入ると何度かチャンスも生まれるのだが、そこをしっかり決めきらなければならないのだが、ゴールが遠かった。強豪と戦うときには、その少ないチャンスを物にしないと、なかなか勝てないのも事実である。また今回のこの試合で得たFKの精度があまりにも悪すぎた。ノーチャンスのFKが何本あったことか。また山形のスローインも悉く奪われてしまう。確かに人数をかけては来ていたが、もっと旨く処理する方法もあったように思う。そして足が止まり始めた後半31分に人数をかけて攻撃してきた甲府にPA外から落ち着いて打たれたシュートがゴールポストを掠める様にして決まってしまい、同点に持ち込まれてしまった。このとき甲府の監督が早く戻れとの指示を全選手に体を使って指示している事から、絶対に勝つといった信念で向かって着ていたことを如実にあらわしていた。
試合開始前に小林監督のインタビューが流されたのだが、その内容を聞いて、今日は勝つのは難しいかもしれないと思ってしまったのだが、それが現実となってしまった。但しそのインタビューに沿うように勝ち点をしっかり取ったことは評価しなければならないだろう。甲府は現在下位に沈んではいるのだが、選手個々の距離も抜群だし、競ったときには確実にボールを奪うという力のあるチームであること思い知らされる試合であった。
先制点を奪って、足が止まり始めたときにどのように守るのか、そしてその仕掛けてくる相手の裏を取る方法は如何にすべきか。残り12試合勝ちきるために、今一度チーム全体で見直していかねばならないだろう。もちろん今日は雨だったこともあったが選手を後押しするためにも、観客をもっともっと取り込まなくてはならないのも事実であろう。
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