日本W杯への切符に王手

前半立ち上がり動きが重かった日本。危ないシーンも何とか乗り越えたところで、今野からの浮き玉へ走りこんだ長友が左からの早いグラウンダのクロスを送ると相手DFがクリアしきれず、毀れたボールに右サイドから走りこんできた清武が、ダイレクトで左足を振りぬくと2人のDFと相手GKの間をすり抜け、ゴールネットを揺らしたのが、前半20分と早い時間帯であった。この後一進一退の攻防がアディショナルタイム2分を含め続き、1点リードして日本が折り返すことになった。
後半に入って、やや日本が押される場面も多くなるものの失点せずに進み、メンバーを代えながら、試合を進めていくと、左サイドから仕掛けて、PAで長友が倒されるものの笛はならず、そのままカウンター気味に攻め込まれ、吉田が相手のポストプレーに強く当たりにいくもののPA前でファールを取られてしまう。このFKを相手は、壁が飛んだ足元を狙らい、そのままどこにも引っかからずに失点してしまう。追いついたオマーンのサポータはお祭り騒ぎとなり、サポータの歓声に日本の選手たちにプレッシャーが掛かってしまい、中々前線にボールを運べなくなってしまう。このまま引き分けに終わろうとした後半42分、中央でボールを奪うと左SBに入っていた、酒井高徳にパスを出し、そこからの1対1で仕掛け、相手を抜きさって左サイドから上げたボールに、走りこんだ遠藤が右足で、相手DFとGKの間に擦らす。相手DFの後ろから飛び込んできた岡崎が、ダイレクトで相手ゴールマウスに叩き込んでしまう。後半44分の出来事であった。
その後は静かになったスタジアムで日本サポータの声だけがこだまする中、しっかりと守りきって、勝ち点3をアウエーオマーン戦で上げることが出来た。これで残り3戦で1勝すればW杯の切符を手に出来るところまで持ち込んだ日本であった。
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