北九州に恩返し勝利で3連勝

山形を2001年から3年間指揮を取った柱谷監督率いる北九州。その北九州のキャプテンを務める前田は、昨年まで山形の副キャプテンを務めておりました。彼ら二人に恩返しの意味でも勝利を飾りたかった試合でもある。
立ち上がり開始早々に山形ゴールマウスを揺らされるものの、オフィサイドで救われました。その後は山形ペースで進み、ゴールが生まれたのは前半23分。バイタルからボールを縦に入れたロメロ。そのボールが前に絡んで出され、ゴールラインを割りそうなボールを、必死の中島が中に折り返すと、この攻撃の起点となったロメロがゴール前に飛び込んで、ドンピシャのタイミングであわせ無人のゴールに蹴りこみ先制点を挙げた。その後も引いて守る北九州にセカンドボールを拾うことが出来、何度も攻め込むものの追加点を奪えない展開が続くと、前半終了間際の45分に、ロングボールをPA内で競り合い毀れたボールにプレーを使用した相手選手が、引っ張られた演技倒れPK。反応の良いと言われていた常澤も逆に飛んで同点に追いつかれる。
前後半終了間際に失点って、今年も昨年同様多い様な気がします。総失点7も多いですが、終了間際の失点に至っては前後半合わせて4失点ですからね。何かを考えないと行けないのじゃないのかなあと思う。
さて、このままでは引き分けに終わってしまうこの試合、後半から勢いをつけて望んだ山形が、後半からボールを支配し攻撃に出る。左サイド相手DFから山崎がボールを奪うと、中村、ロメロ、萬代と繋ぎ、後ろから走りこんできた宮阪がPA外から低く抑えたシュートは相手GKに触らせること無く、ゴール右ポストを叩いて、相手ゴールネットを揺らした。この後も萬代のスルーパスが裏に抜け出すことに成功した中島、GKと1対1になり右から巻き込むようなシュートは、またしても右ゴールポストを叩くものの、今度は弾き返されてしまいました。このゴールが決まっていたら、もう少し楽な展開に持っていけたのでしょうが、この後は中々ボールを持ち上がれず、ゴール前から張り付いた状態に陥り、試合終了まで抜け出すことは出来なかったものの、失点もせず3連勝を飾り恩返しに成功した。
これは足が止まった山形に対して、中盤にフレッシュな選手を投入して打開し始めた北九州。中々見応えのある終盤でしたし、手に汗握る展開でした。やはり決めるときには決めないと苦しいですねえ。
ここから4試合が前半の山でしょうね。何しろH:横浜FC、A:神戸、H:G大阪、A:東京Vと実力者が揃うチームですからね。観客動員でも大事なG大阪戦もあるし、モンテディオ山形にとって大事な試合です。今度は1週間時間が開くのでしっかりコンデションを整えて頑張ってもらいましょう。
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