北九州の守備を崩したシーンは何度かあり、その決定機を決め切れなかった山形。そこには中島が常にいたのですが、そんな日もあるんだろうね。チャンスはすべて中島の前に転がり込み、ＧＫとの１対１では枠を外し、右サイドに毀れてきたボールには余裕を持ちすぎました。ニアに飛び込むものの枠を外してしまった。林が右サイドで張っていたのだが、見えなかったんでしょうね、無理に打って枠外。悉くチャンスを逃し続けた山形は、後半残り５分を過ぎたところで、左サイドでもたつき、そこから毀れるようにフリーでいた大島に渡る。落ち着いてゴールに流し込んだ大島は流石にベテランだなあと思わせるプレーでした。この１点を守りきった北九州は、山形に初めて勝利を挙げたことになる。９試合負け無しが続いていた山形は、ホームで負けてはいけない北九州に破れ、土がついてしまうことになった。
まだ０−０の場面にもかかわらず、エンドラインを割ったボールを山崎が相手ＧＫに早く渡そうとしていたシーンから、焦りがあったことが伺わせる。その焦りが作用したのか、ここまでほとんどチャンスを与えてこなかった守備に綻びが出てしまったのかなあ。それにしてもここにきて大島には大きな恩返しゴールを食らってしまったなあ。勝ち点３を狙ったものの勝ち点１すら取れなかったことが順位に大きく反映し、順位を１１位まで下げてしまった。勝ち点１あれば７位だったのですから、大きいですね。
決めきるところで決めないと、という典型のような試合でした。何故０−０だったのに守備ラインを弄るのかなあ。通常アクシデントが無い限りは守備ってあまり弄らないですよね。それほど山田のパフォーマンスが悪いと感じたんでしょうかねえ。あの交代が裏目に出たように感じてならない。とは言ってもＰＯ圏内との勝ち点差５は変わらず、山形の上には勝ち点差１で４チームがいるのですから、また次から勝ち点を積み上げて行くしかないし、まだ諦めるわけには行かないでしょう。
次から天皇杯を入れてアウエー３連戦が続きます。また横浜ＦＣや札幌とＪ１経験のあり力を持ったチームです。勝つことで順位も入れ替わるチャンスもあります。リーグ戦はこの２試合集中して勝ちに行きましょう。昨年は残り１０試合で１勝しか出来ませんでした。その轍を踏むことだけは許されません。
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