前半の早い時間帯から、中々攻めあぐねた山形に対して、パスを回しながら攻撃に出る湘南。中々シュートまではいけなかったもののどちらかと言うと山が頼りに推移したようにも感じられたものの、あの一発で先制を許してしまう。それでも何とか同点に追いつこうとするも時間だけが流れ、終了間際に相手に退場者を出してしまい、数的有利な状況で後半に折り返した。
後半から湘南は数的不利な状況により、はっきりした試合運びとなり、ゴール前を固める湘南に対して益々攻めきれないシーンが多くなってしまう。ロメロが退場した後もその形が変わることなく、苦しい展開を打開するためにドリブルに定評のある伊東や汰木を投入するものの、仕掛けることがすくなかった山形は最後のＣＫでゴール前に流し込んだボールをディエゴが触れずそのまま流れてしまい、終了してしまった。
相手が引いてしまった中でポゼッション率は上がりはしたが、最後まで崩す形を作れなかったのが残念ですね。確かに同数になってからも、ポゼッション率は上がって良い試合をしている様に見えはしましたが、形が見えてこなかったのが、これからどうなるのかなあと言う不安が残った試合に見えました。
個人的には汰木は良かったなあと思いました。もちろんもっとタイトに体を当ててくるチームと対戦したり、頭から出た場合のフィジカルはどうなのかなあと思いはするものの、今後に大きな期待を抱かせる存在を示せたのかなあと思う。監督やスタッフにはどのように見えたのかはわからないが、山形の高卒ルーキーでリーグ開幕戦でこれだけやれた選手はいなかったように思います。松岡や林が戻ってきたらとか考えると、少しはワクワクするのですが、それまでにどれだけ勝ち点を失わずに積み上げるかでしょうね。
雨中の開幕戦、湘南がウェリントンのゴールで白星発進。山形は最後までゴールを割れず(Ｊ's GOAL)
【モンテ】18歳汰木「ゴール１日も早く」(山形新聞)
スポーツの結果(ＴＵＹ)
