岡山に初勝利でリーグ戦初の連勝

開始2分、川西からディエゴを経由して右サイドにフリーで上がっていた山田からのクロスを相手DFの間に入り込んだ山崎が落ち着いてファー側にワンバンドさせてゴールをねじ込み幸先の良い先制点を挙げると、今度は8分に當間からのロングフィードを、こちらも相手DFの中央を抜け出した川西が、最後はGKとの1対1を冷静に頭の上を逆サイド側に蹴り込み2点目。開始10分で2点を先制した山形でしたが、その前線から追い回すプレスに手を焼きながらも次第に、岡山が持ち味の細かなパス回しで攻め込み始める。それでも最後のシュートの部分を作らせない守備を行い、またシュートを打たしても枠に飛ばせないブロックに入るなど、上手く守りながら攻撃を伺う展開が続く。それでも両チーム中々スコアーを動かすことが出来ずに2−0のまま前半を終了し、後半に折り返す展開となった。
後半立ち上がりから山形の流れでしたが、クロスにあわせることが出来ずに得点を奪えないと、前半同様15分過ぎから岡山がボールを繋いでシュートレンジに入ってくる。そんな中で生まれたバックパスに山岸がDFに渡すボールが流れ、相手に奪われてピンチとなるが、何とか凌ぎきることが出来た。その後もFKやCKで相手にセットプレーを与え苦しい時間が続いたものの、何とか得点を与えず2−0のまま時間が過ぎる中で、先にスコアーを動かしたのが山形でした。右サイドで伊東がドリブルで仕掛け、相手を抜き差って上げたクロスにディエゴが頭で落とし、自分で拾ってルックアップした瞬間にPA内にぽっかりと空いたところに宮阪が入り込み、そのボールを止めてフリーでゴール右隅に狙いってのゴールを決め、これでほぼ試合が決まりましたが、それでも手を緩めない山形。後半ロスタイムに入ったところでクリアー気味にキムが蹴ったボールはディエゴのオフサイドと判断した相手DFの間隙を縫って駆け上がった伊東が、GKとの1対1を冷静に左隅に流し込み4−0.
このまま試合が終わるかと思われたが、左サイドで船津が相手を止めきれずに入れ替わられ、急いで相手クロスをクリアーしようとするものの間に合わず、相手FW荒田が、石井の動きを見ながら少しだけ動いて、胸とラップし、その少しずらしたことで石井が間に合わず、先にさらわれ、飛んだコースも絶妙なところに行ってしまい、山岸も触ることが出来ずに1点を返されてしまう。実に勿体無い失点でしたが、それでも勝つことどころか引き分けで勝ち点すら奪うことが出来なかった岡山に勝利し、そしてリーグ戦初の連勝を記録することが出来た試合でした。
天皇杯から中3日で、大変だったのではないかとの質問にも、しっかり3日間休んだので、大丈夫でしたと答えた山崎を始め、川西、ディエゴも前線から常に追いまわして相手に良いボールを出させず、尚且つ山崎、川西はゴールまで決め、ディエゴはハイボールに休まず跳び続け、更には試合を決定付ける3点目のアシストまで決めてしまうという、守備も攻撃も機能した3人は素晴らしかったなあと思います。その勢いで締めの5試合を破竹の勢いで駆け上がって欲しいなあと思います。
なお順位のほうですが、千葉と大分が現在対戦しているが、千葉が勝っても、大分が勝っても、引き分けても順位は6位となり、ようやくここに来てプレーオフ圏内に入ってきたことになります。なお千葉と大分で勝利したチームが5位となる。
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