ホーム4試合3失点

広島は立ち上がりから長いボールを使ってきたが、山形も慌てることなく拾いながら前に繋ぐものの、ちょっとしたミスからボールを奪われる展開が続く中、最初にチャンスが訪れたのは山形。ゴール少し右サイドで得た直接FK、石川が蹴るようなそぶりを見せた中で、宮坂がブレ球の落ちるボールを蹴るとクロスバーに当たり、地面に当たり、更にクロスバーに当たるもののゴールは認められず、CKになったシーンは惜しかったですねえ。TVで見たらどうだったのかなあと思うが、副審がみていたでしょうから入っていなかったのかなあ。副審もGK林の陰になって、見えなかったかもしれませんね。
そんな中、先制点をもぎ取ったのは山形。中盤で相手ミスから拾い、一旦は相手に取られかけたものの、宮坂が執念で先にボールに触り、それに反応したアルセウが前でフリーでいたロメロに渡す。ロメロに出された瞬間、ディエゴが走り出し、相手DFを追い抜き、寄せられながらもロメロから出されたボールを右足でうまくトラップし、左足でねじ込んでしまう。久しぶりにNDスタで、地鳴りのする様な歓声が上がりました。
しかし、そのリードもつかの間、山形左サイドをワンツーで抜け出したミキッチに渡ると、何とか戻ってきたキムをあっさり交わし、そのニアサイドに寿人が走りこむと、GK山岸が少しだけニア側に寄せてしまう。その空いたフォアサイドに正確なシュートのようなクロスのようなボールがゴールネットを揺らしてしまう。残念な失点になってしまいました。
その後はスコアーが動くことなく前半が終わり、勝負は後半へと持ち越した。後半何度かチャンスを迎えるもののゴールを奪えない山形。特にロングボールからロメロが抜け出してシュートに入ったシーンや、宮坂の長いスルーパスに旨くトラップしシュートまで持ち込んだ宇佐美のシュートがもったいなかったなあと思う。山形の時間帯に得点を奪えないと、案の定2点目を失い逆転されてしまう。このシーンも完全にやられたわけではなくシュートをブロックしたこぼれ球が蹴った選手に跳ね返り、寄せきれずに打たれてしまったのがもったいなかった。この失点で、ディエゴがセンターサークルでボールをピッチに叩きつけてしまったシーンが印象的でした。そのままの気持ちがプレーにも表れたのが、低い位置でボールをロメロが奪い、ディエゴが左サイドに流れ、右サイドでフリーで上がっていた宮坂がいたにもかかわらず、力のないロングシュートを狙ったのが、そうなのかなあと思う。その後同点となるビッグチャンスが訪れます。キムのクロスに走りこんだ中島を、ミキッチが右手で止めたように見えましたが、これがPK判定。広島には厳しい判定でした。ミキッチも右手を振り下ろされていなければPKではなかったかもしれませんね。
その大事なPKをディエゴが蹴ることになるのですが、今日のディエゴは感情があまりにも出すぎてました、。もっと大胆に行けばよかったかもしれませんが、ゆっくり走りこんだディエゴに対して全く反応しなかった林の気持ちが上回っていたようで、其の後右サイドに蹴りこんだボールをセーブされてしまう。悪いことは続くもので、この後のCKをうまく跳ね返され、カウンターを仕掛けられ3点目を奪われてしまう。広島の森保監督が、山形ベンチサイドを見ながら、非常に大きなガッツポーズを作ったのが見えました。森保監督にとっても最下位の山形に対してかなり苦しかったのでしょうね。その気持ちがこもるガッツポーズでした。なぜ山形ベンチサイドに向かってしたのかはわかりませんが、自然に出たのか、どんなもんだという気持ちの表れかはわかりませんが。
これでホーム4試合連続3失点となりました。DF陣も攻撃陣も入れ替えながら、これだけ失点が続くには、何か原因があるのでしょうが、それでも戦わなければなりません。気持ちを新たにするには苦しすぎる試合が続きますが、それでも気持ちを込めて頑張るしかないでしょう。
もしもう少し当たっているGK山岸だったら、止められたかもしれない失点シーンが多かったのが残念だったなあ。
にほんブログ村 サッカーブログ モンテディオ山形へ
にほんブログ村