カメルーン戦

カメルーンは皆さんご存じのように非常に強いチームです。技術、スピード、フィジカル、どれをとっても日本を上回る選手の集団である。この試合で2−0で勝てたことは喜ばしいことではあるが、W杯等の本気モードではなくあくまでもチャレンジカップ戦であること等から、コンデション調整がままならない相手であったからこそ勝てた言えるが、それでも勝つことは大事である。
カメルーンと日本の監督が試合後にコメントを残しているが、その中で特質すべき点としてはカメルーンの監督が「戦術にバリエーションを持たせていくことが出来れば、そんなに走らなくても済むようになる」と言っている点であろう。
オシムは走る量にも拘っているかのようなコメントを残しているからである。カメルーンから見ればその走る量の多さに多少の驚きがあったのだろうが、それはあくまでも戦術のバリエーションの少なさからそうせざるをえないと感じたからなのだろうと思うが、このバリエーションがくせ者で、どの様な試合でもいろいろなパターンがあり、一つとして同じ試合が無いわけで、そういう面からすれば豊富なバリエーションが備えていれば、強く魅力のあるチームになるのだろうなあと感じた次第。
但しオシムはその部分を理解しているからこそ、いろいろな場面を想定しての発言なのだろうなあと、良い方に考えれば見えなくも無い。
まあね、アジアカップの前のように、時間がない、選手が集まらないと嘆いていて、負けることを想定した発言。そのための伏線を張っているような発言よりは読み応えがあったと思う。

(日本代表vsカメルーン代表)試合後のオシム監督(日本代表)記者会見コメント(J’Goal)
(日本代表vsカメルーン代表)試合後のニョンガ監督(カメルーン代表)記者会見コメント(J’Goal)