岐阜戦はDF陣がぼろぼろ

観客もサポータも選手達が望んだ開幕戦8000人に対する願いを脆くも破るような5430人。これでは選手達に申し訳ないような入場者数であったことは確かであろう。もちろん朝から雨が降る天気であったことや祝日でも休みで無い会社もあるなど、いろいろな理由はあるのだろうが、しかしねえ今年目標とした平均6000人にすら到達できないようでは、本当に申し訳ない。
しかし選手達もどうだったのだろうか?ホーム開幕戦で、3−5の惨敗では次の甲府戦に繋がらないような試合でした。何がここまで失点を重ねる結果となったのでしょうか?山形が今年取り組んでいる相手のボールを持った選手を囲い込んでボールを奪う展開を完全に相手にされてしまった。特に左サイドに入った宮沢を囲い込むシーンが目立ち、そこからボールを奪い、タッチライン沿いを抜かれるシーンが本当に多かった。石川の裏の空いたスペースを旨くつかれ引っ張られた小原のポジションを石井がカバーするが、フィジカルが弱いのか当たり負けしていた。特に縦を切らなければならない場所で簡単に通されてはいけないだろう。もちろんサイドに押し込みたいのは分かるが、縦に通され、その後ろがぽっかり空いてしまってはねえ。ダメでしょうなあ。
  
リチェーリが開始1分で裏を取りGKと1対1になったが何故かゴール前では力が入るようで、GKにとめられてしまう。ここで1点を取ってしまえば、今日の試合はここまで得点が動くことは無かったのだろうが、元山形の高木和正が恩返しのゴールがころころと転がって入ったときから試合は凄いスピードで動き始めた。そのゴールから4分後に豊田の相手が捕まえた手を引きずるようにして飛び込んでの豪快なヘディングシュートが決まるとその3分後に渡辺の相手GKの手を弾き飛ばすようなミドルが決まり逆転。
ここで若干下がり始めた山形に岐阜が攻め込むシーンが多くなり、1点目と同様に左サイドを破られ、中途半端な位置でのGKを見た相手はその左手を交わすように中に入れたボールになだれ込むように岐阜の選手が入ってきて同点とされてしまう。
前半最後のセットプレーからフォアサイドに蹴りこんだボールに清水が中途半端に飛び出しその頭を越された折り返しをまたまたなだれ込むように押し込まれて逆転されてしまう。
後半開始早々にやはり左サイドを破られてクロスを入れられそこに飛び込んできた高木にまたまたやられてしまう。これで2点差。どうにもこうにもなら無い展開は、後半の大部分を費やす形となる。中盤でボールを持ち上がれない山形に対して、時間を使いながら旨く持ち上がってくる岐阜。もっともっとボールだしが旨かったらどれだけ点を入れられたか分からないような展開だった。試合も残すところ10分をきった時間帯にとどめの5点目。その後ロスタイムに入ってから意地のゴールがレオナルドによって決まるものの焼け石に水
左サイドを何とかしないといけないだろうし、GKの半端な動きもかなり目に付いた。GKのミスからあわやといったシーンもあったしゴールキックにしてもひど過ぎました。清水にはちょっとは危機感を持ってもらわないといけないかもしれない。確かに失点は全てGKの責任では無いだろうが、入れられてから不満をDF陣にぶちまける前に何かをしなければならないだろうに。
  
楽しみにしていたホーム開幕戦は今までに無いくらいのグズグズした。はあ〜、ガッカリ。