前半はロングボール主体で、縦ポンサッカー。これが見事に相手の罠にはまるような形になりました。確かに戦前、岐阜は縦に長いボールを入れられて、崩れる場面が多かったのですが、今日はヘディングで勝ちきれずセカンドボールもほとんど相手に拾われてしまう。相手も長いボールを入れてくるのですが西河が競り負ける展開。もちろん山形にも前半チャンスはありました。抜け出した宮沢に上手くボールが出てＧＫと1対１になったのですが、決め切れませんでした。実はこのシュートが山形が前半放った唯一のシュートでした。得点が動いたのは、前半４０分になろうとしたところで、石井が相手選手のユニフォームを引っ張ったという判定で、ＰＫを与えてしまう。このＰＫを落ち着いて決められ前半相手リードで折り返す展開となる。前半リードされる展開は今シーズン岡山戦のみ。もちろん前半得点された試合は、松本、横浜ＦＣ、岡山戦しかないので、リードされた展開に慣れてない自分がいるのも確かで、ハーフタイムは、もやもやとした時間を過ごす事になりました。
そして始まった後半、前半よりもかなり思い切ってシュートに行くシーンが多くなりました。その後半ファーストシュートは秋葉のロングシュート。枠は捉えてませんでしたが、中々威力のあるシュートでしたし、会場も沸きました。これでスイッチが入ったようです。前半相手に７本も討たれる展開でしたが、後半は高い位置でのプレスから奪う展開が増え、後半１０分過ぎにピッチを滑る様なロングフィードを宮阪が右サイドにいた秋葉に通すと、ニアに山崎、中央に万代、フォアサイドに宮沢が走りこみ、相手を振り切ってしまっている万代に、秋葉がＧＫの目の前を横切るように通すと、万代が足の面を合わせるだけのシュートが決まって同点に追いつく。更に山形が嵩になって攻めて込み、相手ＣＢに猛然とプレスを掛けてた、万代の足に当たって毀れたところに山崎が走りこみ、相手から競り勝ってＰＡ内に入ったところで、ユニフォームを引っ張られてＰＫを貰う。このＰＫを山崎が難なく決め逆転に成功。この後も攻撃の力を落とすことなく最後まで攻め続け、後半だけのシュート数を見れば岐阜の３本に対して、山形は５倍の１５本も打つ結果となりました。まずはホーム勝利出来て良かった。今シーズン最高の８０７０人を集めた試合ですから、形としては逆転での勝利ですから最高だったのではないでしょうか。
但し前半相手にリードされる展開は、この試合で最後にして欲しい。何せ心臓に悪いですからね。それに今日のように逆転出来る機会って、そうそう無いはずです。もちろん流れの中から完璧にやられたわけではないですが、あのＰＫを与える前から、守備でバタバタし始め、やばい雰囲気の中での出来事でした。
他所の試合結果も続々と入ってきてますが、上位のチームはどうやら勝ってきており、始まったばかりの千葉も前半１０分に得点を上げております。既に試合が終わったところでは東京Ｖが北九州相手に５−１で勝利し、得失点差を稼いでおります。まだまだ油断できない試合が続きますし、暑い中での試合も続きます。体調面も含め、しっかりと準備し、次に備えてもらいましょう。
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