試合の入りからいつもより守備が緩いように感じましたが、それでも失点せずに後半に0-0で折り返した。後半立ち上がりのＣＫから何故か抜けて行ったボールに大槻が合わせ、山形が１点を先制。このタイミングでの山形の順位は５位だったかな。得失点差で徳島に追いつくには至難の技が必要。何せここ数試合で８失点と、大量失点してしまったのが、災いしました。
そしてこのまま試合を終わらせるのかなあと思ったら、ゆるーいヘディングシュートに櫛引のタイミングが完璧にずれて同点に追いつかれてしまう。この時の順位は勝ち点差で、６位を維持。そして試合終了間際、途中出場で出てきたロメロに決められ、逆転を許してしまう。この時の順位が、勝ち点、得失点差で並び、総得点３点差で６位を維持。そうしている間に水戸が１－０で勝利し試合終了。
さてのここからです。アディショナルタイムの長めでしたし、怪我で倒れている時間も加味して長めのアディショナルタイムとなったところで、このまま試合終了で良しとした木山監督。もちろん町田もこの試合勝利で残留が確定したのですから、櫛引がキープするボールに仕掛ける選手はだれもいません。
そのプレーに、メインスタンドの観客は「なんで蹴らないんだ～」と叫ぶ観客もいました。まあ滅多に会場にいらっしゃらない人なら、長いシーズン戦ってきて、ここで仕掛けてもう１点奪われたら７位に落ちるし、町田もリスクを負って仕掛けて失点したら降格の目も出てくる状況なら、致し方ないでしょうね。
試合終了と同時に、その方に説明してみましたが、「そんなのおかしい」とおっしゃってました。まああね、この１試合を見に来た方なら当然そう思うが、苦しんで何とかこの順位を掴もうと一生懸命戦う姿を見続けた観客ならわかってくれたのではないかなあと、個人的には思います。わざわざリスクを冒してまで同点に追いついたとしても６位は変わらないのもわかっていましたからね。
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