最終戦・・・終わっちゃったよ。

今日の水戸戦は彼から始まった。今日は何が何でも勝つという気持ちが乗り移っていた。そうそれは佐々木。右サイド水たまりがありボールが走ったり止まったりする悪コンデションをもろともせず駆け上がりクロスを上げる。これにファアサイドに流れレアンドロがヘディングで先制。開始3分の出来事。得点を取られてもリトリートしながら試合をコントロールしようとした水戸にプレスで責め立てボールを奪うと左サイドから中央に、中央から右サイドでフリーになった佐々木が落ち着いて逆サイドネットに突き刺さるゴール。なんと前半14分ので2点差。昨日書いた記事通りの展開。ここで若干落ち着かせようとしたところに水戸が突っかけてくる。20分過ぎに自陣ゴール前でFKを与える展開が何度続き、右サイドPA近くで木藤がアンデルソンのボールを奪いに行くがこれがファールの判定。ここからのFKはGKとDFの間に上げられ、アンデルソンがヘディングであわせられてしまい、2−1。この後多少膠着状態が続くが、また彼が右サイドを駆け上がる。そしれ今度は中央に走り込んだレアンドロにあわせるが、あわずに相手GKまで届いてしまう。相手GKはこのレアンドロの動きに惑わされ、視界も奪われてハンブル、そこに長い距離を走ってきた宮沢が豪快に蹴り込んで3−1。そしてこのまま前半を終了し折り返す。後半は山形のキックオフで試合が始まる。前半同様雨足が強い中での試合開始。後半立ち上がりも山形ペースで進むがなかなか点が動かない。試合が動いたのはまたまた彼の突破からだ、そう佐々木である。今度はピッチコンデションが多少良い方でスタートストップを繰り返しながら相手を抜きさりクロスを上げる。そのボールは直接ゴールとは行かなかったが、PA内でこぼれたところに木村が走り込み冷静に決めて4−1。サポータから高橋のコールが始まり、試合出場を監督に要求し始める。ここまでの全ての得点に絡んだ佐々木。今日高橋や太田の引退に花を手向けようとした彼の果敢な攻めが勝利を決定づけたところで高橋と交代。ここから水戸が完全な攻撃モードに替わるがピッチコンデションなのか疲れなのか、はたまた山形の寄せなのかわからないがミスを連発し始める。最後は秋葉がPA左からインサイドに引っかけて相手DFを撒くような豪快なミドルシュートを決め手5−1。前節漸く5得点を取ったチームがまたまた5得点。財前や原が宮沢や根本と交代し、高橋のゴールを演出しようとし出す。そして2度チャンスを貰った高橋だったが、1度はシュートがゴール右隅を抜けていく。歓声と共に高橋コールがゴール裏を包む。もう1度は相手DFの裏を抜けフリーとなったが右サイドに寄りすぎてしまいゴールを狙えなかった。最後まで攻め続けた山形はロスタイム2分も攻め続け試合終了。今期のスケジュールを終了した。この勝利で水戸に勝ち越しを決め、また今シーズン17勝17敗14引き分け、得失点差+11と勝ち越しとはならなかったがイーブンに戻すことが出来た。来年もこの布陣で望むことが出来たら・・・。あとこれ以上抜けて欲しくはない。佐々木が最後に見せたその勇姿。来年もいてくれ。レアンドロよ頼むから残って、J1昇格を掴もう。前節のようなそして今日のような試合をし続けることが出来たならJ1昇格は夢ではなく現実になるはずだ。最後に高橋、太田、原、高林、氏原、阿部、イジョンミン、本当に有り難う。何処かでまた顔を見ることが出来ることを楽しみにしているぞ。そしてそれぞれの行く先で頑張って下さい。本当に有り難うございました。