第36節 C大阪 vs 山形レポート・その2

2万人を超える大観衆の中で行われたアウエーC大阪戦で、あのPKさえなければとネガティブに考えてしまうのはやはり山形サポだからだろうか?新聞記事ではおおむね良好の記事が多かった。タラレバはスポーツには無いのだがどおしてもそう簡単には気持ちの整理がつかないが、現実を見つめれば、後半18分にPKで同点にされ、なおかつ数的不利な状況では仙台戦を思い浮かべれば分かるように勝ち点を奪うことは難しい状況だったにもかかわらず、何とか凌ぎきったのですから十分評価できる試合だった。もちろん勝ち点1を積み上げたことも大事だが4位のC大阪に勝ち点を3ではなく1しか与えなかったことが十分評価できるだろう。もちろん3位につける湘南も退場者を出して引き分けてくれたこともプラスになったことは否定できないが。
ところで退場してから結構長いはずなのだが意外に短く感じたのは何故なのだろうか?一人一人が一生懸命走ってくれたことでセットプイーを上手く貰うことが出来た。特に北村が頑張ってCKを取ったときにはTVの前ではありますが拍手してしまいましたからね。そのセットプレーで得点が奪えればよかったのだがC大阪も必死にゴールからヘッドで掻き出すシーンも作り出していたし、C大阪の攻撃が前半立ち上がりのように中央でワンツーを使った崩しや、サイドを抉ってもPA内に人が入ってこないことなども幸いしたようだし、久々に清水がファインセーブを何度もしてくれました。そのあとのパントキックスローインに難はありましたが、この辺も劣勢であった場合の精度も出して欲しいが今回の試合ではまずまずの評価を与えられそうである。また久々にリチェーリが出場しましたがあまりにも短く評価など出来ないでしょうが、彼のスピードで痛い目をみたC大阪にとっては十分な脅威となったようで、相手のDF陣があまり攻撃参加できない状況を作り出したのは彼の存在があったからこそであろう。本来なら守備的な布陣を敷かなくても良いときに出てくれたらとは思うのだが、これだけはいたし方無しでした。
久々に豊田が1試合2得点だそうで、遡ると3年ほど前の名古屋時代にあったそうですが、残り試合8つと今だからこそ、エースとしての存在を見せ付けてくれることを期待したい。もちろんチャンスがあればどのポジションの選手たちにもシュートを狙う貪欲さも必要でしょうから、彼だけの得点を期待した試合運びは出来ないでしょうが、それでも今回のように毀れだまだろうが、ゴールから遠かろうが、開いたら打つというシンプルな攻撃性を見せてください。
なお、毎日と河北はタイトルこそネガティブなものでしたが内容は事実を伝えるだけのもので、内容にはあまり触れておりません。また仙台が勝った事で、サンスポもスポーツ報知も掲載が無かったが、もしこの2紙が掲載したらもっと、辛辣な物になっていたかもしれませんね。

大きな勝ち点1 C大阪戦2−2(山形新聞)
山形がC大阪から貴重な勝ち点(日刊スポーツ)
敵地で貴重な勝ち点(朝日新聞)
一度は逆転もPK許しドロー(毎日新聞)
J2山形逃げ切れず C大阪とドロー(河北新報)

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