少しずつ

奥羽本線が明日から一部運行が再開する。山形の被害は少なかったにもかかわらず、何故大量輸送が出来る路線が回復しないとかなあと思っていたら、運行システムを管理する拠点は仙台に有ったんですね。これで山形から米沢、米沢から新潟と繋がって、全国へとなんとか繋がった様である。地震発生から、実に10日間近い時間が掛った。出来ればリスクを分散するという観点も必要なのかなあと感じる。米沢-福島間が繋がるのかは不透明だが、何しろもう少し早めの対処が欲しいところだが、如何せん岩手、宮城、福島、茨城の状態を考えれば致し方ないところだろう。
家の近くにあるコンビニは朝10時開店14時閉店をし始めました。もちろんガソリン不足で物流が止まっている為、物が殆ど入ってこないし、24時間の停電もあり、なお且つ計画停電も有った為、冷凍食品も皆無。でも来週からは朝8時開店14時閉店になると言う事で、少しは動き出す気配。スーパーも当初の様な込み具合は無くなった。もちろん朝開店時にはまだまだ行列があるものの、午後には何時もの状態。意外にもお肉なども売っていたし、数は非常に少ないものの、店内で作られるお惣菜やおにぎり、弁当等も販売も再開した。手作りパンも販売を開始したが、並べる先からどんどん無くなっていくのは致し方ないが、全く並んでいない状態とは雲泥の差。午後からは小さなタンクを背負ったトラック(エネオス)が2台、3台と走っていたが、灯油なんだろうなあ。個人宅の灯油タンクへの補給も始まったのかもしれない。でもまだまだ車を何時もの様に走らすことは出来ないようで、走っている車の少なさが非常に目につく、宮城や岩手、福島ナンバーは普段に比べれば極めて多く感じる。歩いている人、自転車に乗っている人が本当に目につく。先日降った雪がまだ有るにも関わらず自転車は快適に走っているようだ。もしかするとこれくらいが良いのかもしれないなあと思ってしまう。生活エリアは狭くなってしまいますが。
ところで今回の停電ではオール電化の家はどうやって過ごしたのかしら。非常時の為にストーブとか確保してたのかなあ。オール電化だと暖かい料理を作るのもままならなかったのではないだろうか?太陽光発電を供用していたとしても、充電して夜に使えるわけでもない。もちろん夜には発電も止まるし、蓄熱ヒーターは夜に熱を貯めるので、次の日は寒い思いしたのかもしれませんね。
燃費の良い車(ハイブリット車)に買え代え様かなあと思ったりもする。ところで電気自動車ってどうなんだろうか?いずれ石油も無くなることだし。最近の車はかなり燃費も良くなってはいるが、それでも倍近く燃費に差が出ますものね。10リッター補給しても、90km走れる車と250km近く走れる車では、ガス欠の恐怖は大きく違う。毎日通勤で70km以上走らなければならない状況では、ガソリンを満タンにしたい気持ちも分かる。流石に何度も回って詰めるだけのエネルギーを持ち合わせてはいませんが。それに毎日朝3時位に並んで、それでも遅刻する時間にしか詰める事が出来ないのでは出勤もままならない。それでも少しずつ良くなってきている様な気がします。少しずつ、少しずつではあるが。
原子力発電のニュースは毎日流れておりますが、余りも知識不足でコメント使用にも出来かねるが、おそらく非常に危険な状態なのだろう場所で、いろいろな人が必死に頑張っている様だ。自衛隊、消防隊、警察など様々なところはよくTVに出て来るので分かるのだが、冷却機への電力供給では東芝や原子炉の技術サポートを行っている日立等、もう少しTVで紹介しても良いように感じる。海の近い場所や川に近い場所に作るのは大量の水が必要だと言うのを今回分かったが、その割には津波に対する対応ってどうだったんだろうね。原子炉と同じ高さに予備電源等を配置したって、駄目じゃないかなあと素人的にも感じるのだが。想定以上の津波だったんでしょうかねえ。分からないことだらけですが、何れこの教訓が生かされる時が来るのかもしれないが、まずは今の状況を何とかするのが先決なんでしょうね。
何にしろ、普段の生活が送れるように、いろんなところで、少しだけ我慢して、少しだけ被災地域に思いを持って、少しずつ、少しずつ、でも着実に前に進んで行かなくてはならないのだろう。

奥羽本線、20日に一部運転再開へ(山形新聞)
待ちに待った救援物資、復旧の「道」着々(サンスポ)
北関東道が全線開通 被災地輸送に期待も(日刊スポーツ)
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