何故中山町は揺れが大きいのかなあ

地震が起きるたびに、何故か山形県内では中山町の震度がいつも大きく感じる。天童市内では殆ど揺れを感じず、震度を確認すると天童市山形市で1なのに何故か中山町は2だったりする場合が多い気がする。そこで少し調べたら、中山町に関してこのような一文が載っていた。「須川最上川の合流地点である中山中や県野球場のある場所が後背湿地になっているためと考えられる」とある。ところで後背湿地ってなんだろうと思って調べたら、後背湿地は「沖積平野にある低平・湿潤な地形のこと」なんだそうで、中山町の場合、海ではなく須川最上川によって出来た低平・湿潤な地形ということになるようで、地震の場合揺れが大きくなりやすい特徴があるようですね。もちろん田園地帯でもあるので、そこからも地盤が緩いのかも知れないなあと思う。
さて先日福島のいわきで起きた余震はどうやら海溝型のプレートの跳ね返りや逆断層ではなく、長期評価対象にされていなかった断層が活動したことによる可能性もあるんだとか。今回の東北地方太平洋沖地震によって東日本の地盤が動いたからということなんでしょうが。本震に近い余震だったのかもしれないなあ。尚河北新報の記事にある東北地方南部の主な活断層には山形盆地断層も掲載されておりました。こちらの活断層の今後30年に活動する確率は意外に高く、特に寒河江から大石田を走る北部活断層は0.002〜8%。平均活動間隔は2500〜4000年。最新活動時期が1600〜3800年とされているので、もし3800年前が最新の活動時期であったら確立は上がるが、160年前であったらかなり低い確率になるというのが分かるか。尚上山から寒河江に走る南部活断層は1%になっている。こちらの平均活動間隔が2500年に対して最新の活動時期が4300〜5100年前とされているので、何時起きてもおかしくは無いが、でもここまで活動しないということは活動しないという事もありえるから1%なんだろうかねえ。どうもスパンが長すぎて分かりませんね。でも今回の超巨大地震の影響を受けないわけは無いと考えると、いろいろ打てる手は打っていたほうが良いのかもしれないなあ。尚北部と南部が同時に活動する可能性もあり、そのときの想定マグニチュードは7.8と直下型にしては極めて大きなエネルギーを持った地震が想定されているようです。気になる方は「山形盆地」「活断層」等のワードで検索されてみるのも手かな。尚見る資料によって多少発生確率や想定されるマグニチュードに差があるのは、ちと気にはなりますが・・・。
今夏原子力発電や火力発電が震災によって機能を失っており、東京電力東北電力では電力不足が予想されるが、先日の山形新聞に小さい記事が掲載されておりました。それはチリ沖で起きる、エルニニョ現象やラニーニャ現象についてであり、昨年度の猛暑ではなく酷暑といわれた原因の一つにラニーニャ現象があったとされるが、今年はどうやら終息すると予想されておりました。出来ればエルニニョ現象が起きて冷夏になれば、電力不足に取っては助かるが、冷夏になればなったで、農作物の収穫に大きく影響を与えかねないので、そうも入れない。但しどうやらどちらの現象も起きず平時の状態ということからしいので、今年の夏は平年並みらしい、ってことは山形は暑い夏って事なんだろうなあ。

発生源は想定外の断層 いわき連続余震 山形大など調査(河北新報)

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