試合直前に降り出した雨は、左程強いものではなかったものの、ピッチの濡らすには十分な量でした。でもキックオフ前にはほとんど上がりました。そして福岡のキックオフから始まり、開始５分に山崎の放ったシュートは相手ＧＫのファインセーブにあり得点を奪えなかったのが、残念でしたが、その後は一進一退の攻防が展開され、ＧＫ清水と１対１に持ち込まれたときにはやられたかなあと思われたのですが、枠を外してくれました。先制点は山形が、前半４０分に、ゴール前に放り込まれたボールを相手ＧＫと相手ＤＦが競り合う形になり、毀れたところに石井が入っており、それを思いっきり振り切ったボールは相手ＤＦの手に当たって、ゴールに吸い込まれました。大事な先制点が非常にラッキーな形で山形に転がり込んできました。この先制点が山形にとって、重石となっていたものを、取り除いてくれたようです。前半はこの１点で、後半に折り返すことになります。
前半の立ち上がり５分に奪えなかったので苦労しましたが、後半はその５分に、永田がしぶとく粘って、エンドラインから折り返したボールを、秋葉が落ち着いて相手ＧＫのわきの下を狙って蹴りこむと、ゴールネットに突き刺さって２点目。その８分後に中島がハーフウエーラインから一人で持ち込み、粘りに粘って、マイナスに折り返すと、完全にフリーになっていた船山が、落ち着いてワントラップ後に左足で弧を描くようにゴールネットに突き刺してしまう。久々の３点目を奪った山形は、このまま試合を終わらせるプランに入ったようだが、左サイドで足を痛めた石川が一度ピッチの外に出され、その後今一度ピッチに入るものの、ミスキックが自陣のゴールに吸い込まれてしまい、ＯＧでの得点を福岡に与えてしまうことになってしまいました。ピッチの外から見ているものからすると、秋葉にしても石川にしても、もう少し早めに代えてあげても良かったように感じるのだがなあ。この辺の考え方は、監督や選手たちとのすりあわせが必要なのかなあと感じました。それにしてもＪ２の上位争いは熾烈になってきました。首位だった大分が今日敗れたら６位まで落ちてきてしまいました。その大分に４−１で勝利した湘南には次節山形が挑戦する形になります。頑張りどころが来ましたね。まずは目の前試合に集中して臨みましょう。
今日は山形市が市町村応援デーということもあり、１１２７５人をスタジアムに呼込むことに成功しました。雨の状況が良く分からなかった割には、まずまずの結果。今季最高の観客の前で、今期最高に近い試合が出来たことは評価されて当然でしょう。選手たちは期待に応えてくれました。今度はサポータが期待に応えるときです。天童市が市町村応援デーとなる次節、青く染め抜いたスタジアムを作って、選手の背中を押してあげよう。
あ、そうそう、今日は宮阪の誕生日ですが、実は私の誕生日でもあるのよね。誕生日プレゼントに勝ち点３を頂いたほかに４つのゴールを見せていただきました。まあ一つの自陣のゴールに入ってしまいましたが、それでもたくさんのゴール、ありがとうございました。なんとも気持ちの良い誕生日になったなあと思います。
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