宮阪が地元で躍動した。攻撃では１点目の直接ＦＫ。ゴールこそ奪えなかったものの、ポストの跳ね返りを中島が決めて先制点を奪うことに成功した。その２分後に失点する場面では多少寄せが遅くなってしまいましたが、中盤で奪ってサイドに散らしたり、逆サイドからの長いサイドチェンジなどを織り交ぜながら、攻撃につなげ、右からのクロスの毀れだまを体制を崩しながらもつないで切れば秋葉からのボールを、大胆に思い切って打ったミドルが、相手ＧＫの頭上を越してゴールネットを揺らして見せた。
但しどちらも相手を崩してのシュートではない。逆に言うと意表をついたシュートに、対応が遅れた相手の一瞬の隙をついたものであり、またそこにラッキーな部分も重なってのゴールとなるものでした。それでもゴールはゴール。試合に勝つためには泥臭くても、意表をついたものでも、またラッキーな部分も全てあわせて相手よりひとつでも多くのゴールを奪うことが重要である。守備は味方のゴールを信じ、相手よりひとつでも少ない失点であれば、勝利と言う結果がついてくる。但し常に失点する形では中々上にはいけない。完封は２１試合行って８試合、そのうちスコアーレスが３つ。後半戦はもう少し完封を増やして欲しいし、折角完封しているのであればせめて１点を取って勝利して欲しい。沢山取れる試合は見ていて楽しいことは違いないですが、ギリギリのせめぎ合いで、１点で試合を決めてしまう試合も手に汗しながら見てみたい。もちろんそこには山形の勝利であって欲しいのですが。
そうそう、スタッツを見て思ったのですが、シュート数を見ると前半は山形の７本に対して東京Ｖの６本に対して、後半は山形の８本に対して東京Ｖの２本だったんですね。後半ボールを回され、ゴール前に迫られた印象はあるのですが、数字から見るとしっかりと守備もしながら攻撃でもチャンスはあったんですね。そこで得点が奪えないから苦しく見えたのかなあ。
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