数的有利を生かして勝利

前半立ち上がり、ヘディングの競り合いでファールで相手にFKを与えてから、全く良い所が無かった山形。その流れのまま、相手長身FW垣田に豪快に決められ前半立ち上がり15分に既に1点ビハインドとなってしまった。その後中々チャンスが無かったのだが裏に持ち出して抜け出しかけた小林を倒して1枚目のイエローが相手CBの庄司に与えられる。このチャンスをものに出来なかったものの、前半28分にやはり小林がドリブルで相手を交わした瞬間にスライディングで、倒したところで2枚目のイエローで退場となり、早い時間帯から数的有利になった山形。ここからはリードしている金沢が守りに入るので、意外に苦しむことになるパターンが多いので、早めに追いつきたいところですが、中々上手く行きません。特にフェルペに入ったボールが殆どのシーンで奪われていたのが残念でなりません。大外をボールは回るものの、中々中に入れられず、入れてもどちらの責任かはわからないが、全くあっていませんでした。1点ビハインドのまま、後半に折り返すことになった。
後半頭からCBの熊本を下げ、汰木を投入。この汰木が後半開始から躍動することになる。立ち上がり開始早々、左サイドをドリブルで運び一旦はカットされるものの。何度もボールに絡む、その中で得たスローインから、南、中村、汰木、南、中村と渡って、その中村が左隅に決めて同点に追いついた。テクニックがあるこの3人が上手く回してくれました。逆転シーンは、高速カウンターになりました。相手CKで毀れたボールを汰木が上手く相手を交わし、長い正確なロングフィードを小林が受け、フリーの南に渡し、相手GKの手に触れられながらも捩じ込んで逆転。実は相手CKの時に、南、小林、汰木が前線に残したんですよね。通常1枚くらいしか残さないのですが、この時は3枚残したのが功を奏した形となりました。
この後は、山形にも金沢にも決定的なシーンがありながらも決めきることが出来ず、そのまま終了し、山形は4戦負けなしで暫定ではありますが順位を5つ上げ、14位とすることに成功した。逆に金沢は3つ下げ、こちらは暫定ではなく確定で18位となったようです。
この試合の功労者はもちろんゴールを挙げた中村や南になるんでしょうが、一番相手にとって危険なプレーをし続けた小林でしょうね。もちろん相手に2枚のイエローを与えるようなプレーをしたのも小林ですし、2点目のアシストもそうでした。でもねえ、GKと1対1の場面や中山へのラストパスの選択等、課題もあったように感じます。でも全体的に見ればこの試合で一番だったのが小林だろうなあと、個人的には思います。
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