盛岡商・初優勝おめでとう!!

愕きましてね。盛岡商が2−1で逆転勝ち。前半の立ち上がりこそ盛岡の攻撃が良かったが、10分を過ぎたあたりから中盤の人数が上回る作陽が本来の調子を戻し、ほぼ互角の戦いをしたが、得点は生まれなかった。試合が動いたのは日テレが注目した村井を投入した作陽、彼の個人技から放ったシュートはバーに弾かれたが、そのボールに詰めた作陽のDFがヘディングシュートで先制する。ここから俄然盛岡が攻撃にでるもなかなか得点を奪えない。そんな中で同点に追いつくチャンスを家本の笛が鳴らす。PKである。PK戦になると1番に蹴ると言われる盛岡の11番林。日テレがわめき始める。しかしこのチャンスを外してしまった。これで盛岡商も終わりかと思われたが、なんとこれから日本人好みのドラマが待っていた。何度も攻め込む盛岡が漸く掴んだチャンスは左サイドを抉って出されたクロス。そこで待ち受けた盛岡の選手が一度ミスキックをしてしまうが、それが逆に相手に取ってフェイントのような形となり、その選手がもう一度シュートし同点に追いつく。この同点ゴールを決めたのがPKを外した林であった。もう日テレアナウンサーは我を忘れて吠え捲る。その後も両チームが鬩ぎ合いを続けるがなかなかゴールが生まれず、延長かなあと思い始めた40分にまたまた左サイドを抉ったクロスに盛岡の選手が2人飛び込む、前に飛び込んだ選手が相手DFを引きつけ、それをスルーし、後に走り込んだ選手がフリーで逆転のゴールを決めた。残り5分とロスタイムの2分を凌ぎきった盛岡商が初の選手権を制覇した。岩手県勢としても初のことらしい。岩手県勢としては遠野高校が準優勝したのが最高成績らしいが私が生まれる前の話しのようだ。