試合のほうは２−０で勝利するのだが、一部不用意なミスがありヒヤッとする場面があったことをまずは書いておこう。バックラインでまわしたボールを石井が交わそうとしたところでかっさわれ、もしあの場面で相手が前を向いてしまったら、間違いなく失点につながったプレーがあった。これは一応石井が責任を取る形で何とかなったが、あの場面イエローをもらっても致し方ないスラインディングタックルがあった。まあ審判が流して次のプレーに繋いでくれたので、幸いお咎めなしになったが、やはりＣＢの後ろには誰もいないとこともう少し意識してもらいたい。
それ以外にもまあ、いろいろありましたが、決定的なミスまでにはいたらなかったので、各選手たちそれぞれ反省してもらいましょう。勝ったからといって、全て忘れていいという内容ではないでしょう。
さて、それでは得点シーンです。どちらもＣＫのセットプレーの流れからの得点になり、ビルドアップして、相手を崩しての得点ではなかったが、それでもいい形でありいい時間帯での得点であったことは間違いない。
１点目は、左ＣＫを石川が蹴り、これにあわせた秋葉のヘディングシュートが相手ＤＦがクリアー仕切れず、リチェーリがヘディングで押し込んでのゴールは前半２５分に生まれる。
２点目も前半で、またまた石川がＣＫを蹴ると相手ＧＫがパンチングでクリアしたボールを拾い長谷川がシュートするが。ＧＫが体を張って弾くも秋葉が押し込みゴール。どちらの得点も秋葉が絡んでおり、いい仕事をしたと言えるのだが、今年の秋葉にはサポータの評価も辛く、中盤でのボールの奪われ方やパスミスが目を引いてしまうためだろうなあ。それでも後半に両ボランチを変えたければならないほど、前半から運動量を生かして走ってくれたので、良かったのかな。
後半はラインが下がったことや前線でのためが出来なくなってしまったことから押し込まれる展開が続き、シュートコースを開けてしまうことも多々ありましたが、意外や相手のシュートの精度があまりにもなく助かる場面が多かった。後半一番危なかったのは終了間際に阿部がＰＡ内に持ち込まれたときであろう。あの場面はレオナルドの強さで何とか凌いだのだが、このとき相手選手が怪我で退場し、すでに３人交代してしまった後だけに数的優位になってしまったことも幸いした。
この試合では徳島の選手が怪我によるアクシデントで交代カードを使ってしまう結果となったことは多少気の毒ではあるが、これもまたサッカーですかねえ。
そしてＪリーグデビューを果たした太田。左サイドをドリブルであがってクロスをあげたがリチェーリに合いはしませんでしたが、いい仕事をしておりました。リチェーリの足が止まらなかったらドンピシャだったでしょうねえ。
そして今日の最大の収穫は木村の復帰でしょう。相手ＦＷが木村の入った右サイドを徹底的について来たのだが、如何せん物が違いました。木村は本当に１対１に強くまったく相手に仕事をさせませんでした。相手のイライラもつのり、ピッチに出たボールをさらに蹴ってしまい、イエローまで貰う羽目になってしまったことは、ちょっと気の毒でした。マルチボールだったので別段問題ないとは思うのだが、判定に対する不服ととられたのでしょう。
まずはホームに強い山形を今回も見せてくれました。これが本当に大事です。ホームで勝つことで、観客も呼べるよういずれなってきます。今日は平日ナイターということもあり２,４７９人と寂しい結果ではありますが、絶対に数は増えてくるはずです。ホームでは勝つことが大事です。これからもこの勢いで頑張って行きましょう。怪我人も戻ってくるはずです。
