練習見学

今日は退院後の定期健診、市役所、社会保険庁等の手続きで会社に1日お休みを頂いたので、そのついでに練習見学も組み込んでみました。
昨日は練習がお休みだったこともあったのでフィジカルトレーニング中心か、と思いましたが色々試しておりました。私が行ったときには心拍計をつけてのランニングでした。ピッチを1周半ですからおおよそ500mを結構速い速度で走っておりました。ちょうどラストと言っていたので、最後だったのでしょう。その前に何本走っていたかはわかりません。
ここからはGKとフィールドプレーヤが分かれて練習。もちろんランニングのときも分かれておりましたが、どちらもランニングには違いないのですが。あ、そういえばGKの中で若手に入る内藤がランニングでは一番顎が上がっておりました。清水や遠藤は苦しげではありましたが、走り終わった後にへたばってはおりませんでした。一番元気そうだったのは鈴木ですかね。
ランニングのあとはGKがボールキャッチの基本練習。フィールドプレーヤーは筋トレメニューというかストレッチをやっておりました。フィールドプレーがようやくボールに触ったのがこの後の練習です。いつも行っている1対1のボールを蹴り合う練習がありますが、その間にもう一人選手が入り、中央の選手を使って戻してパスや、そのままスルーやワンタッチでパス。もちろんヒールパスもありで、ワンツーで抜ける練習ですかねえ。宮崎からのクロスを北村がヒールで流して秋葉のシュート。もしくは宮沢からのヘディングを財前がヒールで流して長谷川のシュート。宮崎からのクロスを長谷川が戻して北村がシュートを思い出してもらえればわかりやすいですかねえ。その練習だったのかなあと思ってみてました。その中で監督が言っていた言葉が面白かった。「もっと速いパスを出せ、もっともっと難しくしろ」とピッチ全体に聞こえておりました。通常相手が取りやすいパスを出すのが基本なんでしょうが、それでは試合で使えないのでしょう。実際は相手がそこに絡むので、スピードが速くても正確にトラップする技術や速いパスで相手に関与されないパスを要求し、それに応える技術アップを狙ったもののように感じた。もちろん監督がどのように考えたかはわかりませんが。
サッカー場のピッチがでこぼこしていたので、普通にパスしても弾んだりして難しそうでしたが、それでも満足がいかなかったのでしょうねえ、監督には。
この練習で目立っていたのはやはり財前ですかねえ。彼が中央に入ったときは、ボールを受ける前に周りを確認した後にボールを裁く練習をしておりました。ほかの選手はボールを蹴る選手の足元に目線をやって正確にプレーしようとしているのに対して、財前は相手を見るのは最後の瞬間だけで、その前は何気ない動きをしながら相手が蹴るちょっと前に周りを確認し蹴った瞬間だけ相手を確認し、そのボールをヒールで流したり、戻したり、逆足でパスしたりと色々試しているようでした。
ふとGKの練習を見ていたら、驚きました。あのGKコーチ、とんでもなく変化するボールをバンバン蹴ってました。あれほど次々と変化するボールを蹴れるというか蹴っている人を見たことが無かったので、驚いた驚いた。TVしか見たことが無かったので、目の当たりにすると本当に気持ち悪くなるくらい変化するんですねえ。清水が「上か下か迷った」とか内藤が横に飛ぶもののその下をすり抜けてしまい「ウワー」と叫んでいたり、鈴木がキャッチに行くものの体に当てたりと、GKも大変です。しかし、あんなにいろんなボール蹴れるんですねえ。今の山形の選手にいるのかなあ。そういえば前の練習見学したときに園田が紅白戦で無回転のミドルシュートを撃ってはおりましたが、どうなんでしょうか?
フィールドプレーヤーはこのあとピッチを1/3くらいに狭くしたところに小さなゴールマウスを4つ(片側に2つ)置いた8対8の紅白戦をやっておりました。何しろ狭いなかに沢山選手がいるのでどこもかしこも人がいて、ボールの奪い合いが凄い。2つのどちらかの相手ゴールに入れれば得点となるようで、右側のゴールを狙うような動きから反対側のゴールにスペースを作ってそこに飛び込ませるなんて形が一番得点しやすそうでした。小さなゴールマウスなので、その前に相手が2人入ればいくら撃っても入りませんからねえ。この練習はおそらく次節を多少意識した練習だったんだろうなあと思っておりました。何せ甲府は狭いエリアに人数をかけてパスを細かく回してきますからねえ。
もちろん豊田も元気に練習しておりました。自チームが失点すると一番悔しがっていたのが豊田でした。別メニューはリチェーリと本橋。短い距離ですが結構ボールを蹴っていたので、全体練習に混ざるにはまだ時間はかかりそうですが、前の練習見学のように5人も6人も別メニューになっていたときに比べたら活気ある練習でした。