しかし、Ｇ大阪は強かったなあ。全く何本シュートを撃たれたことでしょうか？バーを叩くシーンも何度かありましたからね。１点を取るまでは遠藤が前目にいて、試合をコントロールし１点取ったら後ろに下がってポゼッションをし始め、ボールを奪うことすら難しい展開が前半続きました。Ｇ大阪がパスを回すとサクサクと回りシュートまでもって行く。山形がボールもってもなかなかポゼッションすら出来ない。毀れたボールを拾われる。５分のボールは対外相手に渡ってしまう。
左ＳＨで出場した宮沢が２度相手にボールを奪われると宮沢を１.５列目に上げ、守備が上手い北村を左ＳＨに下げたのは随分早い時間帯。この部分が誤算と言えなくも無いかな。もうちょっと上手く回せればよかったのでしょうが・・・。石川も病み上がりであまり良いパフォーマンスでなかったのも要因かな。前半唯一のチャンスがありましたが、相手ＧＫも滑っていたので枠に行けばなあと思えた。このときやはり藤ヶ谷ではなく松代だなあと感じた。もうちょっとシュートを撃てれば何かが起こりそうな予感はしたのですが、前半のシュートはこれ一本でした。
失点シーンは右ＳＢの安田が深い位置まで上がって送ったクロスに中で３枚いたと思うが、その中で明神にあわせられて失点してしまいました。ここまでの試合の流れを見ると引き分けすら厳しいかなあと感じたのは事実。このあとＧ大阪は試合を決めに来ずに流し始めたのは山形にとってはラッキーだったかもしれませんね。右サイドも左サイドでも結構危ないシーンが得点されるまでありましたからね。
そして後半始まる直前に雨が降り始めました。突然の雨で山形の選手がバタバタし始め、何事かと思ったらスパイクを変えたんですね。山形はこのほかにも選手を一気に２名交換し、変わって入った赤星、健太郎が頑張るものの、なかなか打開できない試合展開が続く。新潟戦では残り１０分で途中出場した財前だが、今日の展開では少々早めに動いて後半１８分に出場してくると、山形サポータから期待のこもった歓声と応援が始まる。財前が入って２分。山形にとっては決定的なシーンが生まれる。宮崎が持ち込んでＰＡ内で長谷川がシュートに行くものの相手ＧＫが弾き返す。その毀れだまを赤星が狙い済ましてシュートに行くものの、ポスト右をかすめていってしまう。それでも財前が入って雰囲気が変わったことを象徴するシーンとなった。
その後何度か攻め込まれるものの、何とか失点せずに我慢すると、山形の得点シーンが生まれる。右に流れていた秋葉が中央に入り込んでいた宮崎にグラウンダーのパスを出すと、宮崎が相手ＤＦを上手くかわして、長谷川にパスを回す、長谷川は落ち着いて相手ＤＦをかわしてシュートに行くと濡れたピッチと濡れたボールも幸いして相手ＧＫの手に当るもののコロコロとゴールマウスに吸い込まれた。長谷川３試合連続のゴールで追いついた。
その後はリスクを抑えてしっかりと守備で守りきる体制に入った山形。Ｇ大阪は幡戸やチョチェジンを投入して勝ちを狙うものの、守備に重点を置いた山形の守備を崩しきれずに試合終了となる。
先制点を与えたものの、選手を入れ替えながら攻撃の形を作りだし、強い強いＧ大阪から勝ち点１をもぎ取ることが出来た。もちろん勝ちたい気持ちはありましたが、しょうがないかなと納得できる試合だったように感じた。
Ｇ大阪はＭＦに二川、明神、遠藤、橋本ですからねえ。また西野監督は佐々木とレアンドロを２ＴＯＰに入れてきましたし弱点はＧＫしかいないかなあと思われたが、まさしくその通りで、あれが松代ではなく藤ヶ谷だったら決まっていなかったかもしれませんね。
またレアンドロは敵にしたら本当に怖い選手であることを改めて感じさせられたことは間違いないでしょうね。もちろん山形は意地でも彼のゴールを生ませなかったことも勝ち点をもぎ取ることが出来た要因とも言えそうです。しかし何本シュートを撃たれたのかねえ。
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