Ｊ１初出場を果たした磐田戦ではあまりにもセンセーショナルな６−２での歴史的初勝利をしたかと思えば、今節ホーム開幕戦で昨年３位の名古屋を迎えた試合では、雪の中での試合となり、日本サッカー界で意見が２分されている秋春制導入に一石を投じる試合となったことは間違いない。もちろんハーフタイムで行ったサポータの歌は、各紙に大きなネタを出した事にも繋がったようである。
どの新聞も雪が山形を味方につけたように書いているのだが、果たして本当にそうだったのでしょうか？名古屋のユニフォームが白であったこと。本格的な雪になったのは、後半風下に立った山形であったこと等、マイナス要素は明らかに山形側にあったようにも思う。吹雪の中、風上に顔を向けたことがある人なら誰でも判ると思うが、目を開けていることすら大変である。また重くなったボール蹴っても蹴っても風で戻されてしまう状況は非常に厳しかったと思う。ましてや相手のテクニックの方が上だったことを考えれば悪コンデションになればなるほど、技術が上の方が有利になることは間違いない。但しアクシデントのようなゴールがままに起きるのだが、今回はどちらも集中していたことでドローに終わることが出来た。また山形の選手が毎日のように雪の中で試合をしているわけでもなく、強いて言うなら小さいときからこのような状況に慣れていた秋葉くらいだろうね、有利に働いたとするなら。
雪国のチームに簡単にドームを作れ的な話が良く出るが、試合だけできるドームを作るだけでサッカーが出来るものでもないだろうにといつも思う。練習場は？観客の駐車場は？等さまざまあるだろう。逆に夏の暑い地域に冷暖房完備のドームを作れば済む話だといったところで誰も取り上げないのと同じ次元な話だと思わないのだろうか？但しシャワーの出が悪い事や、風呂をつける件は検討する値にはなるとは思うが。
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