前半のキムのプレーが全てでした。攻撃力で言えば広島の方が１枚も２枚も上手、その相手に先制点をプレゼントしてしまうプレーは頂けない。昨年に比べれば間違いなくストロングポイントになるはずのキムの存在が逆に働いたような形となってしまいました。
小林監督はキムを使い続けるのでしょうか？彼の最大の弱点は状況判断や回りが見えていない点であろうと思う。前節も同じようなプレーで前半交代させられてしまったが、今回もそうなってしまった。ＧＫ清水はしっかりとクリアーと叫んでしたのですから・・・。
２点目ですが、完全にレオナルドが相手をフリーにしてしまった。実はその前にイエローを貰った直後と言うのが効いていたように思う。もちろんメンタル的な面もそうですが２枚目のイエローは失点よりも避けなければならないことでしたので、強いデフェンスをさせてもらえなかった。３点目は、山形の隙を突かれてしまった。間違いなく見ているほうも山形の選手も広島は２点差で後半に入るような形を作ってくると思わせたのでしょう。もちろんだからこそ高萩も思い切ったミドルシュートを打ってきたのでしょうが、そこをしっかりと抑えなければならなかった山形。昨年山形が広島に勝利した前半の長谷川と石川のプレーのときは広島がその隙を作ったのですが、この試合では山形が作ってしまった。あまりにも大きな１点であったことは間違いない。
後半が山形がしたいと思っていた試合ではないだろうか？前半を何とか凌いで０−０のまま折り返し、相手の足が止まりかけたところで仕掛け始め、虎の子の１点をもぎ取って勝利する。我慢が出来なくなってしまった山形。これで３連敗となってしまった。果たしてこの連敗は次で止めることが出来るのか？
この試合で長谷川が９０分間プレーをすることが出来た。確かに後半残り１５分では足も止まりかけておりましたが、それでも懸命にプレーをしてくれたことが一つの朗報だろう。また秋葉がかなりファールを受けていた。おそらく広島も彼の存在を意識し始めたからであろう。彼は最後まで良いプレーを何とか続けることが出来たし、得点も取っていることからすると、今シーズンの残りの試合に期待できるかもしれません。また彼とコンビを組む佐藤はかなり疲れていたようですが、もうちょっと上手くなって欲しい。そうすえれば磐石な中盤が形成できるかもしれない。何しろ山形の生命線はボランチの出来如何なのですから。
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