我慢強く、辛抱強く

最後まで我慢を重ねる試合展開であった。W杯前の親善試合ではSBが高い位置を狙い、中盤も含めた多くの選手で攻撃を組み立てることが岡田の理想的な試合としていたようで、もちろん攻守が切り替わったら直ぐに引いて守る。確かにそれが出来れば良いだろうし、攻撃時には確実にフィニッシュで終われるのであれば、問題はないが、やはり人間がやっているので疲れやミスは付き物。カメルーン戦では実に現実的な試合運びに終始した。カメルーンの右SHにエトーが入ったことで、彼とマッチアップする長友はチャンスでも中々高い位置まで上がらずエトーが下がるそぶりに合わせて上がるようにしていた。もう彼しかゲームを作れそうにないのに右サイドにいてくれたことで前半は本当に助かった。まだ体のキレがあり、疲れが出ていない前半に右サイドから切れ込んできた怖かったろうと思う。
本田はもちろんゴールも素晴らしかったが、特に後半随分ポストプレーでボールをキープしてくれた。ハイボールは流石に手も足も出なかったようだが、上手くポイントを作って足元や胸辺りで落とした時にはほとんどマイボールにしていたのではないだろうか。中村俊輔はどんな気持ちで見ていたのかなあ。もちろんリップサービスの回答ではなく本音の部分を聞いてみたい気がする。今週土曜日に対戦するオランダはFIFAランニング4位であり、カメルーンも強いがまた別次元の強さを発揮してくるはず、水なく我慢強く、辛抱強く戦うことができれば勝ち点も見えてくるかもしれない。
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